非接触除去加工は、火花放電エネルギーにより電極を用いて被加工物の金属表面を溶融して加工する放電加工とレーザーの光吸収で材料表面に熱反応を起こし、材料と非接触で加工するレーザー加工に分けられます。
放電加工は複雑な形状を高精度で材料の硬さに関係なく加工できる特長があり、金型製作などの現場を中心に広く用いられています。レーザー加工は、型などを要さずにプログラム上で曲面や輪郭形状の切断を容易に処理できることから自由度が大きく、近年、多くの製造現場でレーザー加工機が導入されています。
「非接触除去加工職種」は放電加工機またはレーザー加工機による金属の加工に必要な技能・知識を対象としています。