アンケートのお願い

頂きへの挑戦!

「第59回技能五輪全国大会」が2021年12月に
東京ビッグサイトを中心とした14会場で開催され、
全国から42職種に1,028人の選手が参加しました。
作品を中心に技能五輪全国大会の様子を紹介します。

競技課題の内容・競技運営・採点等の関係上、掲載できない職種や一部の課題作品を掲載している職種等、掲載内容は異なります。
詳細は以下の通りです。
また、競技課題の詳細をご覧になる場合は、以下のホームページをご参照ください。

  1. 1. 競技課題の内容、競技運営や採点時間や方法等の関係上、掲載していない職種、一部の課題しか掲載していない職種もあります。
  2. 2. 選手が大会で作成した作品、または、来場者用に作成した作品(展示品)など、職種により掲載している作品が異なります。
  3. 3. 当日、一部の寸法を発表している職種や課題の仕様を一部変更している職種の展示品は、寸法や仕様が異なる作品となっております。
  4. 4. 理容、美容、西洋料理、フラワー装飾などの職種は、競技課題の性格上、選手により見栄えが大きく異なりますので複数選手の作品を掲載しております。
職種の競技課題・課題概要
中央職業能力開発協会のホームページに掲載されております。メカトロニクス職種、機械製図職種、電子機器組立て職種など当日発表の課題は、概要が掲載されております。
https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/zenkoku/n_59/kadai/59_kadai_ichiran.html
機械系
機械組立て
部品を高精度に仕上げ加工し、
組立て、スムーズな稼働ヘ

精密機械の組立てはヤスリを使った手作業により、研ぎ澄まされた精度感覚で加工する技術が必要です。

会場では機械加工された複数の素材が支給され、図面をもとに、これらの部品をヤスリやきさげなどの手工具で高精度に仕上げ加工して、組立て調整。さらには組立てた課題作品が工作機械としてスムーズに稼働できるかどうかを確認し、再度調整していきます。

正確さはもちろん、スピーディに行うのも大切なこと。猛スピードで行われるミクロンレベルの加工技術に注目です。

機械系
プラスチック金型
ミクロン精度の成形は
仕上げの手作業が重要

プラスチック金型とは家電製品や自動車などの製品の一部として使われているプラスチック製品を成形する金型です。現代では基本的にCAD/CAMで設計•CNCプログラムを作成後、コンピュータで数値制御するNC工作機械で金型部品が製造されていますが、高い精度で、なおかつ大量生産するプラスチック製品の金型の製造には、人の手による最終的な仕上げ・調整作業が欠かせません。加工後は手作業による磨き、組立て等により仕上げ、射出成形機に取付け成形したプラスチック製品と金型の寸法精度と外観などを競います。

機械系
精密機器組立て
複数の工作機械と手作業で
精巧な動作を実現する

精密機器組立ては、与えられた素材を部品に加工し組立てて、複雑かつ精巧な動きをする機械を完成させる競技です。加工は旋盤・フライス盤・平面研削盤などの工作機械を使い分け、そこからさらに手作業で部品にヤスリがけする微調整を加えることで、はじめて厳しい仕様の動作が実現します。課題の図面にも随所に0.001mmの桁まで表記された寸法が並ぶなど、高い寸法精度が求められるこの競技。日々の訓練で鍛えた、卓越した技能が試されます。

機械系
機械製図
平面で、立体で、
対象の情報全てを表現する製図

機械製図では、課題図の中にある部品のひとつを抜き出して図面を製作したり、課題として与えられた実物をスケールやノギスを使って自ら測定してその数値を基に立体モデルを作成したりします。立体モデルの作成には3D-CADを使い、2課題合わせて7時間30分で仕上げていきます。形状や寸法だけでなく、加工方法や寸法のバラつきといった情報など、製品に関する様々な情報が含まれている図面は、「図面の良否が製品価値の80%を決める」と言われるほどに、ものづくりの根底を支えているのです。

機械系
旋盤
数十種類の刃物を使い分け、
鉄のかたまりを精密部品に加工

旋盤は、工作機械の中でも高い知名度を誇る代表的な機械です。工作物を機械の軸に固定して回転させながら、バイトと呼ばれる専用の刃物を当てて、ナイフでリンゴの皮を剥くように削っていきます。手作業で刃物を操作し、熟練者になると0.001mm(1ミクロン)という高い加工精度で精密部品を製作することができます。刃物の種類を変えたり付属品を付けたりすることで、外径を削る・穴を開ける・ネジを切るなど、様々な加工も可能になります。

機械系
フライス盤
高精度な金属加工技術で
複雑な形状を生み出す

フライス盤は「平面加工」や「溝加工」などの多様な金属加工を精密に行うことのできる工作機械です。フライス盤の回転する主軸に切削工具を取り付け、材料の金属を前後・左右・上下に動かすことで意図する形に削り出していきます。競技では4つ部品を組み上げた1つの作品を製作します。4つの部品を個別で加工していき、それぞれに開けた穴にピンを通して組立てます。ずれのない組立てができる緻密な加工技術と、出来上がりをイメージしながら部品を作り上げる計算力や想像力が求められます。

機械系
試作モデル製作
戦いは既に始まっている、
前準備が結果を大きく左右

試作モデル製作は、新製品のモデル開発またはモデル製作を行う職種です。新たな工業製品を開発する場合、コンセプトに基づきデザインをし、試作モデルを作り、十分な検討と修正を繰り返して新商品の形状が決定されます。機械により量産的に作り出すものとは違い、手作業で一つずつ制作するため、試作品やオーダーメイド品など1点ものでの注文に対応することができる職人の技です。この競技では、材料に対する知識、図面を読み込む力、加工をイメージする想像力が必要となります。

機械系
自動車工
自動車の多様な装置の
点検・診断・修理などを実施

与えられた競技課題に従い、エンジンやブレーキ等の分解・組立てや、測定・点検・修理、エンジン制御、電気装置の故障診断等を行い、その技術・技能を競います。競技は6つの課題をそれぞれ1.5時間、6つをローテーションして行います。つねに最新技術が集積された複雑な精密機械は、高度な技術がなければ点検、診断、修理ができなくなってしまいます。「自動車工」は、このような自動車の高度化に対応し、若者に高度な技術を身につけてもらう機会でもあります。

機械系
時計修理
腕時計の修理を通して、
持ち主の思いを大切にする

どのような環境においても腕時計が正確に時を刻むためにメンテナンスを行うのが時計修理の仕事です。競技では、その修理に必要な技術や技能、センスが問われます。腕時計は正しい時刻を知ったり、時間を計ったりする役割に加えて、持つ人の個性を表現するアクセサリーのような役割も持っています。そのため、単純に壊れた機能を元どおりに修復するだけではなく、持ち主の愛着や思い入れに応えるような、高い技術とセンスが必要とされています。

電子技術系
メカトロニクス
複数の分野の横断的な知識を
連携作業で発揮する

メカトロニクスとは、「メカニクス」(機械工学)と「エレクトロニクス」(電子工学)、情報工学、制御工学などから成る新たな技術分野です。競技では1チーム2名の選手が、工場の自動生産設備を再現した装置の設計から組立、調整、プログラミング、さらには保守までを行います。生産現場での作業を想定した、複数名での連携作業で速度と正確性を競います。実際の生産現場でも、生産ラインの自動化や効率的な生産管理など、メカトロニクス技術によって大きく変化してきています。

電子技術系
電子機器組立て
工業製品に欠かせない電子機器を
設計・製作・保守

年々、スマートフォンやテレビ、ロボットなど数多くの工業製品が進化していますが、それらの製品の核となっているのが電子機器です。競技では電子機器の設計や試作から製品の製作、保守に至るまでの過程に必要な知識と技能を競います。電子回路の設計、電子回路CADによる回路図の作成や基板設計、はんだ付けによる基板組立てや、マイコンのプログラミング、さらに電子機器の状態を把握する測定、故障診断と修理・改修などが競技内容です。競技時間は10時間です。

電子技術系
電工
電気設備に関わる工事に必要な
安全性と正確性を競う

電工とは、ビルや工場、一般家庭の電気設備の工事のことです。スイッチやコンセントの取り付け、産業用機械や照明への配線、電線を保護するための配管などが主な仕事です。競技では、これらの仕事に直結する技能を競います。一箇所でもミスをすると停電になってしまうばかりか、火災や事故につながることも。そのため、安全に確実に配線し、電気を安定して供給できるようにする必要があります。現場で臨機応変に対応できる判断力も重要であるなど、さまざまな能力が求められます。

電子技術系
工場電気設備
手際よく正確な配線を行い、
設備の異常を診断する

私たちの暮らしを支える工業製品を生産する工場では、様々な機械が電気で稼働しており、「工場電気設備」が必要不可欠です。工場電気設備とは、機械に配線を行い、制御装置の設置·組立てやプログラミングを行なう職種です。競技では、あらかじめ設計した制御盤の図面をもとに正確で綺麗な制御盤の組立て、生産システムにとって重要な制御装置であるPLC(プログラマブルコントローラ)を使用してプログラムを作成し、電気設備の異常診断をします。

電子技術系
移動式ロボット
生活をアシストしてくれる、
ロボット技術

競技は2名の選手で構成されるチーム戦で、ロボットを実際に動かし、品物を目的地まで早く、正確に配達できるかが競われます。選手は、大会当日までにオリジナルの移動式ロボットを設計・製作します。ルールブックで決められた仕様を満たしながらも自由に設計し、チームのプログラミング技術を駆使して制御されたオリジナルロボットは、どれも見応え十分です。参考課題をもとにロボットのハードウェアを調整し、ロボット制御のプログラミング技術を磨き、大会当日の競技課題に備えます。

金属系
構造物鉄工
あらゆる技術と知識を駆使して、
多彩な構造物を作り出す

構造物鉄工は、切断・孔あけ・曲げ・溶接などの加工をトータルに行い、金属を自由な形状と機能を持った構造物に作り上げていく技術です。作り上げられる構造物は建築物や機械設備、橋などの私たちの生活になくてはならない社会インフラから、モニュメントやオブジェなどの芸術作品まで実に多様。完成品は0.1mmレベルの高い寸法精度が求められ、さらに出来栄えとして、切断面、溶接箇所の仕上げ、スライド部の滑らかさ、完成品の美しさが要求されます。

金属系
電気溶接
数種類の溶接技術を
自在に使いこなして美しい溶接を

電気溶接はアークの熱を利用して、金属を溶かして素材同士を繋ぎ合わせる技術。アークの放電現象は1800年にイギリスのデービー卿によって発見されました。アークは非常に明るく、古くは灯りに利用されていました。溶接のアークは高温でその温度は5000〜20000℃になります。溶接は、金属製品はもちろん、家電製品、電車、自動車、船、家屋まで生活に関わる多彩な場面で使用されています。競技では、あらかじめ図面で指示された方法に従って様々な種類の溶接を行い精度と品質を競います。

金属系
自動車板金
鋼板から美しい曲面を成形する
魅力的な車体の造形

自動車板金の技能は、平らな金属板から、専用のプレス金型によって大量生産できないモーターショーに出品するモデルカーや、量産前の試作車、クラッシックカーの復元など、ボディーの曲面を手加工で成形することです。面を曲率(半径)の小さな曲面でつなぎ合わせているため、位置寸法と曲率寸法の正確な仕上げが重要です。加工と測定を繰り返しながら、目的の形状に近づけていきます。素材の成形限界に近い加工が必須となり、割れを生じさせることなく仕上げる技能が求められます。さらに溶接による変形で形状精度が大きく変化するため、変形を最小限にするための溶接技能も必要です。選手が振り下ろすハンマによる打撃は数万回にも及び、平面だった鋼板が立体的に成形されていく様は、この競技のだいご味といえます。

金属系
曲げ板金
緻密な作業で金属の板を
製品へと進化させていく

折り紙で鶴を作るように金属の板を立体的に加工していく作業のことを「板金」と呼び、航空機、自動車、鉄道車両、家電製品、装飾品などに使われ、私たちの生活に無くてはならない技術となっています。金属の板を使った製品づくりは折り紙の鶴のように、折るだけでは完成させることが難しく、板に線を引く、切る、叩いて延ばす・縮める、つなげるといった多くの技術が使われます。8時間の競技時間内に、美しく高精度に課題を成形するために、繊細な手加工とあわせて高い集中力も求められます。

金属系
車体塗装
車の受けた損傷を修復し、
損傷前の状態に復元する塗装技能

1900年代初期まで、車体塗装には油性塗料を使用していたため乾くのに時問がかかり、大量生産ができませんでした。しかし1923年に硝化綿ラッカーという速乾性に優れた塗料が開発されたことにより、自動車塗装が急速に向上。それまで黒一色だったところに、様々な種類や色の塗料が増え、スプレーガンなど周辺機器の開発も進みました。現在「車体塗装」は自動車の錆を防ぎ、美しさを保つ技能に。競技では、車の損傷を正確に早く修復し、損傷前の状態に復元する技能と、装飾塗装に挑みます。

建設・建築系
タイル張り
古代からの技能でデザインを
美しく浮かび上がらせる

タイル張りの歴史はとても古く、古代エジプトのピラミッドの内部にもタイルが張られていました。日本においても美しさや耐久性に優れた建材として広まり、建物の外装や内装、床材として多くの場所に使われている私たちの生活になくてはならない技術です。競技では、壁と床を想定したスペースに課題のデザインをタイル張りで表現します。入念な準備に加えてその場で作業を決める対応力が必要とされる競技です。

建設・建築系
配管
様々な技能を使って、時間内に
正確な配管を組み立てる競技です

きれいな水と湯をキッチンや浴室、トイレなどに送る給水・給湯管と、使用したあとの水を流す排水管を工事する人が配管技能者で、快適で安全な生活を支えています。競技では課題函面をもとに、支給される様々な管材料を切断、曲げ、接合などの加工を行い、時間内に正確に組み立てます。実状に即した課題となるよう、一般家庭の洗面所の配管をイメージしており、作業の様子を見る人から分かりやすくなるよう、壁取り付け組立てとしています。競技時間内に製作し、その正確性と出来栄え、スピードや作業の安全性などを競い合います。

建設・建築系
石工
ノミやツチなどを巧みに操り、
みかげ石を造形物に

石工とは、ノミとツチ(カナヅチなど)を用いて、原石を手作業で加工する石職人のこと。現在では電動工具などによる加工が主流になりつつありますが、競技ではノミとツチを使った手加工でつくり、機械も併用しながら作品を仕上げます。会場で支給される「みかげ石」を、課題図をもとに手作業中心で加工。2日間、計10時間で競います。石工の手技として注目したいのが、曲面やふちを仕上げる「小たたき仕上げ」と、力加減を調整しながら石の表面をたたく「びしゃん仕上げ」。叩き方ひとつで石の表情が変化するため、石工職人各々の手腕が試されます。

建設・建築系
左官
スピーディーかつシステマチックな下地制作と石膏の造形美と塗り壁の精巧さを魅せる

金鏝(かなごて)と木鏝(きごて)などを駆使して壁の表面をデザインする左官技能者。その歴史は古く、飛鳥時代まで遡ります。近年、土壁を施した家屋は少なくなりましたが、天然素材の塗り壁は断熱性や 保温性、防火性などの優れた機能を持つことから安心、安全、健康な素材として再び注目を集めています。 競技では墨出し作業に始まり、World Skills Competition Plastering and Drywall Systemsにも採用されている軽量鉄骨に石膏ボードを取り付けて下地を制作します。石膏置き引き作業を経て出来上がったモールディングを切断加工して取付けます。さらにコーナー定木を取り付けた後に、厚塗り、薄塗り仕上げを施し、さらには、欧州仕様のパテしごきを行い、最後に自然素材を使用した自由課題で感性を表現します。事前に公表された課題図面に基づき、軽量鉄骨組立ておよび石膏ボード張りの正確な下地施工と石膏の造形美および鏝塗りの技能、仕上がりの美しさ、精度の正確さなどを競います。

建設・建築系
家具
木の性質を読み取り
知識と技術をフル活用

毎日の生活に必要不可欠な家具。家具職種では、あらゆる工具を効率的に使用して、ーから家具をつくります。図面をもとに、カンナやノコギリなどの手工具のほか、木工機械や電動機械を使って木材を加工。「木づくり」から「仕上がり調整」までの一連の工程を経て、キャビネットをつくり上げる競技です。競技時間は2日間で合計11時間。それぞれの木が持つ性質や、加工方法の知識と技術をフル活用して自分の技量を試します。そこに見えるのは、完成時の喜びと創造の楽しさ。日々の鍛錬を欠かさない家具職人の製品づくりは圧巻です。

建設・建築系
建具
木工技術の高みを目指し、
ミリ単位の世界を競う

建具とは建物の出入口や部屋の間仕切り、窓、和室の襖や障子などのこと。主に建物の外部に使われるものと、内部に使われるものの2種類に分類されます。外部の建具は、建物への出入口を風雨から建物を守り、外観を綺麗に整える役割。一方、内部の建具は、個室の出入口や大部屋の間仕切り、クローゼットの扉や和室の襖などで役に立っています。競技では、原寸の図面から手工具や電動工具を用いて加工を施すため、数多くの道具から何を使うべきか瞬時に判断する能力と、それを使いこなすための高度な技術が必要です。

建設・建築系
建築大工
真剣に木へ向きあって、
美しく正確な建造物を建てる

主に木造での建築に従事する職人を指す「建築大工」。木造建築物を建てるには、墨付け、加工、建方、造作取付けなどの技術が必要です。競技では、課題函に示された複雑な形状の木造小屋組の一部を製作し、その技術・技能や出来栄えを競います。現寸図→部材の木削り→墨付け→加工仕上げ→組立ての順で進められる競技は2日間、12時間にわたり、素早く正確な作業であることはもちろん、仕上がりの美しさが求められます。選手たちの木に真剣に向き合う姿勢にも注目です。

建設・建築系
造園
より自然に近い景観へ、
癒しを追及するクリエイター

樹木や石に関する深い知識、空間構成力やデザインセンスから、それらを表現するための施工技術まで、様々な要素を取り入れた「造園」。2日間かけて技を競い合います。造園は、庭づくりはもとより、公園緑地や街並みを計画し、快適な住環境をつくることも重要な仕事です。造園作業は、設計、庭の下準備、石組や植栽、細部の仕上げなど、見る人が心和む、より自然に近い景観になるように工夫を凝らさなければなりません。

建設・建築系
冷凍空調技術
安全で快適な生活を支える、
冷凍空調機器にまつわる技能

空気を低い温度(一般的に0℃以下)に保つことを「冷凍」と言い、空気を快適な状態に保つことを「空調(空気調和)」と言います。業務用冷蔵庫やエアコンなどは総称して「冷凍空調機器」と呼ばれます。競技では、それらの機器内にある様々な機器の組立てや、配管の施工、自動運転システムの構築、現場での仕様変更に関する対応および設備に関する全般の知識や技能を競います。競技時間は課題Iが2時間50分(延長時間40分)、課題IIが40分、課題Illが30分です。

建設・建築系
とび
安全に、正確に、迅速に、
建築現場で働くキーパーソン

とび職とは、もともと日本の建設工事において、建物の基礎から組立て、解体までの全ての作業を専門的に行う職人のこと。建築の現場では、花形職種の一つです。現在の仕事は従来よりもはるかに多様化していて、作業の種類や規模、進め方、使用機材も様々になっています。競技では、単管パイプやクランプなどを使って、高床式の合掌小屋組を組立てて解体するまでを競います。競技の時間は、組立てに4時間30分、解体に2時間25分。いかに安全に、正確に、素早く行うかが重視されます。実際の現場ではチームを組んで行う作業が多いため、仲間同士のチームワークも大切です。

サービス・ファッション系
貴金属装身具
さまざまな加工を施し、
無機質な金属を美しい作品に

貴金属装身具製作の歴史は古く、その加工技術は時代とともに変わってきました。しかし、いずれの時代でも美をかたち作るという点は変わっていません。競技では、18金の板材、丸線材、角線材、および2種類の金ろう材が競技前日に支給されます。それら指定の材料を使って、材料の切り出し、やすり掛け、ろう付、表面の仕上げまでの全工程を手作業で行い、そのデザインの優美さと仕上がりの綺麗さを競います。美しいものを作り上げる、繊細な手さばきに注目です。

サービス・ファッション系
フラワー装飾
知識と技能を駆使して
美しい花の魅力をひき出す

フラワー装飾は、生花を中心としたアレンジメントや花束の制作、冠婚葬祭やウィンドウディスプレイ装飾をデザイン制作するための技能です。競技では支給された花材と資材を使い、花束、ブライダルブーケとブートニア、アレンジメント等を制作します。優れたデザイン性や独創性、そして色彩感覚をカタチにする技能が必要とされるのはもちろん、花を含めた植物を扱うため、植物等に関する基礎知識も求められます。競技時間は2日間で5時間40分。美しい花がより魅力的になる過程に注目です。

上の3段の写真は、3人の選手の課題1から4の写真。すべての選手について、
左の写真:右から
課題1 花束
課題2 ブライダルブーケ&ブートニア
課題3 アレンジメント
右の写真:課題4 サプライズ競技(当日発表の仕様)

サービス・ファッション系
美容
多様なシーンに合わせた
繊細な技術が生み出すアレンジ

ヘアスタイルは一昔前までは流行に左右されるものでしたが、現在ではお客様の個性を活かし、その人の魅力を最大限に引き出すことが求められます。競技では4つの課題が出され、それぞれの要素を的確に表現する技術を競います。競技は2日に分けて行われ、一般的なデイスタイルや結婚式用のブライダルヘアなど、様々なヘアスタイルを作り上げていきます。髪の毛を整えるカット技術、動きをつけるパーマネントウェーブ、そしてヘアアレンジやメイクアップといった、人の魅力を引き出す繊細な技術に注目です。

上の2段の写真は、2人の選手の課題1から4の写真。いれずの選手も、
左の写真:課題1 コマーシャル・カットスタイル
右の写真:
上段  課題4 ファッション・ヘアスタイル
下段左 課題2 クリエイティブ・テクニカルスタイル
下段右 課題3 ブライダル・ロングスタイル

サービス・ファッション系
理容
感性と技能を駆使し、
お客様を「美しく」「健康」に

理容は、カットやカラー、パーマ、シェービングなどを通して、お客様を「美しく」「健康」にする仕事。お客様の好みや文化、時代性など、様々な要素をもとに、ハサミとクシでヘアスタイルを創り出していきます。また、理容室で行うシェービングは、エステティックにもつながるもので、最近では、ブライダル関係の仕事も増えています。髪を切る、ヒゲを剃るというだけではなく、お客様と近く接し、喜びや悲しみを共有できることも大きな魅力です!

サービス・ファッション系
洋裁
既製服の合理的製法に注目、
10時間でジャケットを制作

高度な技能からつくりだされる婦人服デザイン画と仕様書に基づき、支給された材料を裁断、縫製、アイロンがけして、2日間かけてジャケットを制作する競技です。10時間という制限内で、シルエット、身ごろ、えり、そで、手まつり、糸くずや汚れ、安全衛生・作業態度、全体の仕上げといった採点項目で競い合います。ポケットは、国際大会のルールに近づけるため、3種類の細かいデザインから当日抽選が行われ、そのうち1つが選ばれます。

サービス・ファッション系
洋菓子製造
芸術的な技術を競い合う、
繊細な3つの課題に挑戦

洋菓子製造の競技では、小麦粉、砂糖、卵、そしてバターや生クリームなどの乳製品を主な材料として、フルーツ、チョコレート、ナッツ類、洋酒などの副材料をそれぞれ組み合わせて加工し、多種多様な洋菓子製品をつくります。課題はピエスモンテ、アントルメショコラ、マジパン細工の3種目を仕様や注意事項にしたがって競う内容で、競技時間は7時間。各種目に合わせた構成・バランス、味覚、美的評価、技術、色彩、指示違反などの採点項目で、制限時間内にどれだけ完成度を高められるかに注目です。

サービス・ファッション系
西洋料理
最高の西洋料理を創作するために

おいしい西洋料理をつくるには、材料のチェック、下準備、調理、盛り付け、後片付けと、どの段階でも高い技術が必要です。また、各料理を指定された時間内にもっともおいしい状態で提出しなければなりません。競技には、茄でる(ボイル)、蒸す(スチーム)、揚げる(フライ)、炒める(ソテー)等の基本調理法が取り入れられています。

サービス・ファッション系
和裁
日本の伝統衣装を仕立てる、
多彩な美を引き出す表現者

日本の伝統衣装の和服を仕立てる競技。9時問という競技時間内に付下げ女子用あわせ長着を制作します。和服は、茶道や華道、踊りなど、日本の伝統文化に不可欠な衣装です。現代でも、日本だけでなく世界中で多くの人に親しまれています。最近では涼を呼ぶ夏の浴衣も若い人に人気です。布地の材質や染色、様々な風合いや色、柄が作られ、普段着から訪問着、礼装着まで種類も多様。それらを仕立てる和裁は、直線的な裁断・縫製ながら多彩な美が表現され、技能者の腕の見せどころが満載の競技です。

サービス・ファッション系
日本料理
巧みな庖丁さばきはもちろん、
盛りつけの美しさも大切

「日本料理」は巧みな庖丁技術を使って、四季折々の食材の持ち味を生かして調理される伝統料理です。陶磁器や漆器など使う器も多数あり、用途によって適切なものを選び使い分ける必要があります。また盛り付けに関しても空間を含めて美とされるなど、料理全体が繊細そのもの。長きにわたって磨かれ伝承されてきた日本料理の技術を習得するには長年の修業が必要ですが、競技では3時間50分という決められた時間内で、生、煮る、焼くなどの基礎的な調理技法を重視した課題で技能を競い合います。

サービス・ファッション系
レストランサービス
レストランで提供する
幅広いサービスの質を競う

レストランでお客様に提供するサービスの技能を競います。行うのはテーブルセッティングから食前酒のカク テル作り、ワインや料理の提供、お客様をお見送りするまでの一連の流れ。テーブルセッティングはクロスやシルバー類をセットするだけでなく、花を活けてレストランの食事に合った空間作りも 。そのため、フラワーアレンジメントの技能も必要になるなど、幅広い技能が求められます。高級ホテルやグランメゾンで提供される質の高いサービスが披露されます。

情報通信系
ITネットワークシステム管理
IT社会に欠かせないスキル、
信頼性の高いシステムを構築

一般家庭や企業に設置されているコンピュータのほとんどが、インターネットで世界中とつながっています。サーバーとなるコンピュータシステムを設定し、それらをつなぐ信頼性の高いネットワークを設計・構築・運用管理するのがネットワーク技術者です。つねに最新の知識とスキルが求められ、トラブルの防止や対処を行います。競技では「企業内ネットワーク/サーバシステムの構築技術」と「ネットワークトラブルヘの対処技術」を競います。

情報通信系
情報ネットワーク施工
情報ネットワークを張り巡らせて
情報化社会を支える立役者

企業や家庭で利用するインターネット、電話、ブロードバンド設備など、光ファイバやWi-Fiなどによる情報通信ネットワークの構築を行います。求められるのは、作業の編成と管理、情報伝達および対人関連の技能、計画と設計、光ケーブルとメタルケーブル、無線を用いた情報配線システムに関する技能と多様です。目的に適したケーブルを選び、正しい施工方法でいかに早く、綺麗に、かつ高品質で施工するかなど幅広く高度な技能が問われます。

情報通信系
ウェブデザイン
誰でも、どんな環境でも、
利用しやすいウェブサイトを

ウェブデザイン職種で求められるのは、情報を効率的に発信・配信するために、文字や画像など様々なコンテンツを使ってウェブサイト(ホームページ)を制作する技能です。世界中と繋がるウェブサイトは、誰もが見やすく、分かりやすく、使いやすく、安全であるべきもの。競技でも、設計・構築の適切さや、その表現力を競います。近年では、ユーザの必要とする情報を提供するための様々なサービスやエンターテイメント、教育等、扱うコンテンツの幅も広がってきています。次々と増え続ける新しい情報に対応し、適切な形でウェブサイトに取り入れていく、情報収集力、さらには技術力とセンスそれらを実践した技能が必要となります。

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