高知のエジソン(垣内 保夫)賞

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平成29年度上半期

高知のエジソン(垣内 保夫)賞とは

高知のエジソン(垣内 保夫)賞

○「高知のエジソン」と言われている故垣内保夫氏の功績にちなみ、小中学生、高校生、教員を対象とした3つの顕彰制度により、高知県内のものづくり教育の啓発普及を実施する取組。
◆平成16年に創設された「高知のエジソン(垣内保夫)賞」には、小中学生のものづくりに関する夢を表彰する「君たちのすばらしい夢を教えて」、ものづくりに取り組む高校生を顕彰する「次世代のエジソン」、県内のものづくり教育に取り組む工業系教員を顕彰する「地域のものづくり先生」の3部門がある。
◆「高知のエジソン賞」は、現在県内に広く浸透。2012年度の最優秀賞(セーフティランドセル)は、実際に企業が製作する等、関係者の関心も高く、ものづくり教育の啓発、促進に貢献し、地域の産業振興にもつながる取組として評価された。

取組の詳細

 高知のエジソンと言われた、故垣内保夫氏の遺志を受け継ぎ「青少年のものづくりへの意識を育てる」為に、平成16年10月に「高知のエジソン(垣内 保夫)賞基金」を創設すると共に、本会に「高知のエジソン賞委員会」を設置。本委員会が下記の顕彰事業を行い、高知県のものづくり教育の啓発や普及に努めており、県内の工業に関する顕彰制度として広く定着している。

(1)「君たちのすばらしい夢を教えて」(小中学生の部)
・B4程度の画用紙の絵と400字程度の説明文により小中学生のものづくりに関するアイデアを募集している。
・平成16年度以降応募件数6,798件。
・最優秀賞、優秀賞、特別賞で顕彰するほか一定水準を満たした作品には佳作として賞し、高知県内の小中学生の大きな励みとなっている。
・現在注目されている「キャリア教育」の一題材として、小中学校の現場では非常に有意義な事業として高い評価を受けている。
・作品を見た企業関係者からは、小中学生の様々なアイデアあふれる夢を自らの経験等と重ね合わせ「大きな力をもらった」という多くの声が寄せられている。

(2)「次代のエジソン」(高校生の部)
・高知県内の工業系高校生勉強やものづくりに真剣に取り組んでいる生徒を先生が発掘し「次代のエジソン」として顕彰している。
・受賞した本人の大きな自信となるほか、後輩の励みや目標となっており、学校現場や地域産業界からも高い評価を受けている。

(3)「地域のものづくり先生」(教員の部)
・日頃、地道なものづくり教育に取り組んでいる高知県内工業系教員を対象に、「地域のものづくり先生」として顕彰し、ものづくり教育の取り組みの啓発や普及に努めている。

取組のアピールポイント・特徴・取組の効果

平成16年に創設された「高知のエジソン(垣内 保夫)賞」は、小中学生を対象に「君たちの夢を教えて」をテーマに、夢の機械や乗り物等の絵(アイデア)を募集、顕彰することで、青少年のものづくりに対する意識の高揚等を図ることを目的に、平成17年度からは対象を高校生や日頃からものづくり教育に取り組んでいる教員にも拡大し、次代の高知を担う青少年に対する「ものづくり」教育の啓発や普及に大きく貢献してきました。
 昨今では小中学生の理科離れが問題視されるなか、当該団体の取組は高知県内に広く浸透し、応募件数は累計6,798件を越え、なお年々増加傾向にあります。
2012年度の最優秀賞を受賞した作品が、高知県内の企業によって実現化するなど、「ものづくりの精神」の継承を通じて将来にわたる高知県の産業振興に大きく貢献しております。

企業・団体の紹介

一般社団法人 高知県工業会

(一社)高知県工業会は、人材確保や人材育成事業の支援、生産性の向上及び会員が行う情報化や技術革新への対応等を支援、また、会員企業相互の情報交換等を通じての新製品の開発や共同受注の推進を図ることにより、県内産業の振興・発展に寄与することを目的とする。「高知のエジソン賞委員会」は、高知のエジソンと言われた、故垣内保夫氏の遺志を受け継ぎ「青少年のものづくりへの意識を育てる」為に、平成16年10月に「高知のエジソン(垣内 保夫)賞基金」が創設され、以降、一般社団法人高知県工業会の一委員会として、ものづくり教育の啓発や普及に努めてきた。

所在地
〒781-5101
高知県高知市布師田3992-3 高知県工業技術センター内
URL
http://www.kochi-ia.or.jp/

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