合格者の声 めっき技能士(電気めっき作業)1級取得 高橋 啓一さん
めっき技能士(電気めっき作業)1級取得 高橋 啓一さん(株式会社三ツ矢 デバイス課 )
受検するきっかけ
平成14年に株式会社三ツ矢へ入社し11年目、銀めっきに従事しています。前職場で2級技能士を取得し、自らの技能の向上と後輩への指導を行えるようになるため1級技能士の取得を目指しました。
合格に向けて取り組んだこと
技能検定の受検の取組みは、学科は過去問題を3、4年分見返して勉強しました。社内でのめっきの研修会(初級、中級、上級の3区分)により、めっき全般の知識は既に身に付いていました。実技は試験2週間前から業務終了後、技術課で同僚と一緒に練習して、疑問点等は技術課の指導者に聞きながら解決しました。
技能検定受検を通して得たこと
平成24年に技能検定1級に合格しましたが、技能検定を受検した実体験に基づき、自信を持って後輩へ指導ができると思っています。現場では、お客様のニーズに合わせて、複雑で難しいめっき作業を行う必要が出てきます。そのため、技能検定で基本的な技能を着実に身に付けたか検証したうえで、現場で更に応用ができるように技能を磨いていくと良いと思います。
今後の目標
今後は、後輩指導を行うとともに、さらなる実力アップに努めていき、銀めっき以外のラインも担当を任されるよう、努力していきたいと思っています。
事業者の声:製造課 課長代理 斎藤博之さん
株式会社三ツ矢に入社して29年目で、平成22年から製造管理の統括をしています。社員が3年目になると技能検定2級を目指すように促し、受検するかは本人の意欲次第になります。1級・2級の合格者に対しては月額手当を支給しています。製造部門だけでなく、営業や事務の人も含めて若い人が2級技能検定を受検するようになってきました。
技能検定の受検への指導は、技術課の中で技能検定に合格した人が指導者となって、受検者へ実技の指導を行っています。技能検定1級に合格した人は、習得した知識や技能を後輩へ指導・技能伝承するなど、活躍しています。技能検定の受検に向けて、社員が自主的に勉強会を行うなど、従業員全体の意欲が高くなることは会社としてもメリットです。
めっき業界の厳しい状勢のなか、技術力のレベルアップは常に求められていますが、多くの技能検定合格者がいることで、企業として顧客へのPRになっています。
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