合格者の声 機械加工技能士(普通旋盤作業)2級取得 遠藤 祥平さん

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機械加工技能士(普通旋盤作業)2級取得 遠藤 祥平さん(秋田県立湯沢翔北高等学校専攻科)

受検するきっかけ

画像:合格者の声

 普通高校を卒業後、ものづくりを学びたいと考え、2年制の湯沢翔北高校専攻科へ進学しました。授業の機械加工実習では、旋盤やフライス盤などの工作機械について学びましたが、なかでも旋盤に興味が涌き、1年生の時に普通旋盤の技能検定3級を受検して、合格することができました。
 そのとき、2年生の先輩や同級生が若年者ものづくり競技大会出場に向けて毎日練習に取り組んでいたので、私も技能や知識を高めたいと思い、旋盤の練習を始めました。
 そうした中で、今年度の目標として、技能五輪の二次予選出場と予選通過を目指して、新たな取り組みを始めました。この技能五輪の二次予選に出るためには、技能検定の2級に合格することが前提のため、まず機械加工作業の2級普通旋盤作業の合格を目指すことになりました。

合格に向けて取り組んだこと

 実技試験の練習は、放課後や休日の時間を利用して行いました。技能検定の2級課題、過去の若年者ものづくり競技大会課題や技能五輪競技大会二次予選課題など様々な課題を切削し、技能の習得に努めました。授業を教わっている先生方に効率的な切削方法や綺麗に仕上げるポイントを教えてもらったり、同級生と工程を検討したりして、より良い製品を早く安全に作ることを意識して練習しました。2級受検は五輪一次予選の選考を兼ねていましたので、受検間近の練習では満点を取ることを目標に練習を繰り返しました。時間的には、一昨年の12月から翌年6月まで約半年間にわたり練習をしました。
 学科試験は、実習担当の先生から過去問と過去問解説をいただき、繰り返し解きました。おかげで模擬試験では、毎回50点とれるようになりました。たぶん学科はほぼ満点で、実技は90点くらいだと思っています。

技能検定受検を通して得たこと

 受検のために様々な課題を切削することで、より良い製品を早く安全に作るためには、工程の段取り、工具などの改善を常に意識して繰り返すことが必要だと思いました。また、演習を通じて周りの人との「報・連・相」や、作業の基本ではありますが「5S」が大切なことを実感することができました。
 こうした技能検定を通して学んだ技術を生かし、技能五輪二次予選に参加することができましたが、二次予選は通過することはできませんでした。しかし、精度が高く、加工も複雑な課題の切削に挑戦し、様々なことを学ぶことができました。また、地元企業で活躍しているものづくりマイスターの方々のボランティアによる講習で、工程の工夫や工具の改良などに貴重なアドバイスをいただき、本当に勉強になりました。

今後の目標

 技能検定受検や、技能五輪に挑戦することで、より高い技能の習得だけではなく、様々な経験で人間的にも一回り大きくなることができたと思います。学校は今春で終わりますが、残りの期間を後輩の技能検定の支援にまわり、私と同様にいろんな経験をしてほしいと思っています。
 今年度で専攻科を卒業し、4月からは地元企業の社会人として働くことになりますが、会社や地域に貢献できる人材になりたいと思います。
 また、就職してからも機会をみて、技能検定1級に挑戦し、より高い技能と知識を身につけることができるよう頑張っていきたいと思います。

  

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