合格者の声 機械検査技能士(機械検査作業)3級取得 三浦 萌果さん
機械検査技能士(機械検査作業)3級取得 三浦 萌果さん(群馬県立前橋産業技術専門校)
受検するきっかけ
私は普通高校に通っていて、卒業後は就職を考えていました。しかし自分に合う職種を探しているうちに、ものづくりの分野に興味を持つようになりました。同時に、ものづくりの分野に就職するとすれば、それに関連した資格を取得することが必要と感じ、前橋産業技術専門校に入校しました。専門校ではCAD技術科を選びましたが、工業分野のことについてはゼロからのスタートだったので最初は不安でした。しかし、訓練校では基礎から学ぶことができるので、普通高校出身の私でも理解することができました。
そのような中で、1年の始めに受検することになったのが機械検査作業の検定でした。これは学校の推奨でクラス全員が受検するというもので、私はまだ入校してまもなくだったことからとても不安でしたが、自分の能力向上のために受検しようと思いました。
合格に向けて取り組んだこと
実技に関しては、学校が職業訓練校であることから設備などがとても充実していて、ほとんど困ることなく練習することができました。私は、マイクロメータなどを触るのも初めてだったので分からないことが多く、千分の一ミリまで測るというのは大変でした。でも講師の方に実技を重点的に教えていただき、何とか時間内で指定された場所のすべてを測ることができるようになりました。
また、学科に関しては先生たちにもお世話になり、疑問点を理解することができました。さらに、過去の問題の中で、苦手な部分を重点的に何度もを解くことでいろいろな問題に対応できるようになりました。受検時もクラスの仲間たちとペアを組んで練習してきたことを活かし、高いモチベーションを持ち続けることができました。
技能検定受検を通して得たこと
普段はCADの作業を行っていて、部品の測定を行うことは少ないのですが、今回の受検で普段使わない測定器の使い方や知識を得ることができました。最初の頃は全然できませんでしたが、毎日繰り返し練習することでできることが増えていき、喜びとともに技能も上がっていくことを実感できました。合格できたことは自分の自信にもなりますし、これから取得予定の技能検定にも役に立つ知識・能力を身につけることができたのではないかと思います。実技の測定では正確さと速さが求められますが、これらはCAD作業でも常に必要となる基礎的なことですので、今後もこれらを活かして、さらに完成度の高い図面を作成できるようにしたいと思いました。現在はあまり使うことのない能力でも、今後仕事で自分が取得した技能が活かせればいいなと思っています。
今後の目標
4月からは、建築用鉄骨関連の会社に就職が決まっており、CADを使った設計・製図作業を行う予定です。就職まで時間は短いですが、今たくさんの資格を取得することは必ず仕事に役立つと思うので、これから受検予定の検定もすべて取得できることを目標に、卒業まで気を抜かず常に向上心を持って努力していきたいと思っています。また、受検を通じて培った能力を自信に、これからは2級や1級といった高いレベルの検定にもチャレンジし、さらにたくさんの知識や能力を身につけたいと考えています。就職して何年か後に、職場の後輩たちにたくさんのことを分かりやすく教えたり、明確な指示などが出せることを目指して、学生時代に取れる検定を取得し、どのような仕事でも臨機応変に取り組めるような社会人になりたいと思っています。
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