合格者の声 電子機器組立て技能士(電子機器組立て作業)3級取得 (平成30年度) 東野 隆庸さん

  1. HOME
  2. 合格者の声
  3. 合格者の声 電子機器組立て技能士(電子機器組立て作業)3級取得 (平成30年度) 東野 隆庸さん

電子機器組立て技能士(電子機器組立て作業)3級取得 (平成30年度) 東野 隆庸さん(大阪府立布施工科高等学校)

受検するきっかけ

画像:合格者の声

 ぼくが工業高校に進んだ理由は就職率が高かったこともありますが、パソコンなどに興味があったからです。ぼくが入学した高校には学科が7つあり、そのなかで電気系の電子情報通信専科に入りました。2年生に進級する前、電気系の学科の生徒が集まり資格・検定についての話を聞く機会がありました。資格や検定を取れば就職の役に立つこと、また、工業高校の生徒に授与されるジュニアマイスターを目指すなら、技能検定を取得すれば点数も高いと聞いたのでぜひ受検してみようと思いました。検定や資格がたくさんあるなかで、この電子機器組立ての資格を選んだのは、中学の技術の時間や高校1年の授業ではんだを使っていて一番身近だったからです。

合格に向けて取り組んだこと

 まず実技では約3か月間、10回ほどマイスターである講師の先生に学校に来ていただき、はんだのきれいな形やネジを締めるときのトルクなどを教えていただきました。講師の方が来られないときは自習として、放課後の時間に集まったり土曜日・日曜日や夏休みに学校に来て組み立ての練習を続けました。
学科試験の方は、過去8回分の過去問題を先生に用意していただき、その問題を5回ずつ解いていきました。学科試験に過去問で解いたことのある問題がたくさん出てきていたので受かったのだと思います。
さらにぼくはバドミントンの部活動もあったのですが、時間のないなかでも部活と受検の勉強どちらも集中して取り組み、なんとか両立できました。

技能検定受検を通して得たこと

 ぼくが技能検定を受検して得られたことはたくさんあります。マイスターでもある講師の先生からは組立てでミスをしたときにどうすればいいかなど、今まで知らなかった知識や技術をたくさん教えていただきました。最初のころは1つ作るのに400分くらいかかっていましたが、練習の回数を重ねていくうちに時間がだんだん早くなっていきました。何事もあせらずあきらめずに続けていけば、成功につながるんだということを学びました。また、あきらめそうになったときに友だちが励ましてくれたこともありました。さらに学校の先生、部活の顧問の先生からもいろいろ配慮し、励ましていただいて本当に感謝しています。

今後の目標

 今回の経験を活かして、他にもいろいろな資格に挑戦していきたいと考えています。機会があれば今回取った電子機器組立ての2級も取りたいし、電気機器組立てのシーケンス制御作業や機械保全検定なども取りたいと思います。
そしてこの資格の知識をもっと深めて、いずれはものづくりマイスターを目指したい、そう思ったのは、今回来ていただいたものづくりマイスターの先生にいろいろとお世話になったからです。最初から一人で受検したら絶対無理だったと思いますし、このものづくりマイスターの方がいなければ合格できなかったと思うからです。将来は自分もものづくりマイスターになって、この資格を取ろうと思っている後輩たちの役に立てればいいなと考えています。

その他

ジュニアマイスター顕彰制度
http://www.kochinet.ed.jp/kochikogyo-h/license/junior-meister.html

  

PAGE TOP

  

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。