現代の名工Navi
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金属手仕上工
桑原 孝弘(くわはら たかひろ)
63歳
就業地: 愛知県

受賞年度
2023年
所属
株式会社 東海理化電機製作所
プロフィール
静岡県掛川市出身。昭和54年に入社後は社内技能専門訓練を1年間受講し、金属仕上げ加工に出会う。次年度は指導する側の業務に就き、良き先輩達に鍛えられ、後進指導の難しさと大切さを学んだ。内製金型の加工、開発現場の一線業務に約38年間従事した。その中で樹脂成形品へのフィルム加飾工法技術開発や、金属3Dプリンター運用にも尽力してきた。現在は、ものづくりの現場を支える後進の育成に尽力している。
※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。
技能の紹介
入社後、技能指導員として手仕上げ、加工機指導の技能を磨き、各職種の資格を取得し、金型部品製作にも従事した。社外競技会にもチャレンジし、手仕上げの部で3位・優勝した功績があり、高い技能を有している。NC加工業務に従事したのち、開発業務に携わり、全社プロジェクトを含む、技術開発に貢献した。仕上げ、機械加工の両技能・知識を有し、後進育成に関しても指導者育成を念頭におき、広い視野で金型技術開発を行っている中で、技能検定受検者の指導に貢献している。

仕事に対する思い
金型製造と樹脂成形業務に対し、幅広い知識と技能を習得するように日々心掛けています。その知識を活かし成形工程での不具合を撲滅し、成形工法での多くの開発に携わり品質向上を図ってまいりました。当然、なにをやっても上手くいかず、叱咤されることもありましたが、なんとか乗り切ってきました。ひとつでも自慢できる知識、技能を身に付けることにより自信にも繋がります。それを武器として、「こだわり」をもった仕事をしていけると考えています。

名工からのメッセージ
当社が手掛けるインターフェイス、セキュリティ、セーフティ製品は、金型から生産されています。これらの製品を、高品質で安心、安全な製品として世に送り出すには、金型に関して確かな知識、技能を身に付けることが大切です。先輩を視て、聞いて学び、自分が携わった製品が世に出て行くことに自信と誇りを持てる将来の技能士を目指してください。
この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など
これまでの主な表彰歴
〈大臣表彰〉
・経済産業大臣表彰 第3回ものづくり日本大賞 優秀賞 (平成21年7月)
〈知事・行政機関の局長表彰等〉
・愛知県知事表彰 優秀技能者 (平成29年11月)
〈その他〉
・豊川市長表彰 優良従業員 (平成30年12月)