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産業用機械組立工

長田 浩(おさだ ひろし)

 53歳

就業地: 愛知県

長田 浩(おさだ ひろし)

受賞年度
2021年

所属
株式会社アイシン

プロフィール
 子どもの頃から車が好きで、自動車業界で働きたいと思い自動車部品製造メーカへ入社した。認定職業訓練校で体得したものづくりの楽しさを追求するため、トランスミッション部品を組立する設備製作の部署を希望し、設備の組立調整に携わってきた。これまで数多くの器械を製造現場へ送り出し、現在も後進の指導育成に尽力しながら、設備製作に日々取り組んでいる。

※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。

技能の紹介

 一貫して機械加工・設備製作に従事し、独創的な発想で器械開発の設計から製作まで全てをこなす逸材で、熟練を要する作業をシンプルな動作で誰でも簡単かつ正確に行える「釣瓶落とし式無動力組立生産ライン」をつくり、ものづくり日本大賞を受賞しました。革新的な組立工法は、様々な器械に導入され、生産性向上に大きく貢献しています。国内外へ技能を伝承する傍ら、地域の子供たちへものづくりの素晴らしさを伝える活動にも取り組み、未来の技能者育成に幅広く尽力しています。

※右の写真は「取付精度判定装置」

技能の紹介

仕事に対する思い

 使用する製造現場の立場に立ち、壊れない、壊れても現場が直せるシンプルでコンパクトな器械をつくるため、設計から製作における知識・技能を身につけてきました。例え失敗したとしても、なぜ失敗したのかを現地・現物、原理・原則で製造現場を巻き込みながら自分自身が理解するまで追求し、次の成功に結び付けてきました。中途半端な理解や納得で器械をつくることはせず『常にお客様目線でのものづくり』をモットーに、製造の方々の「ありがとう。使いやすい器械だよ」の言葉を聞くまで、器械づくりに終わりはないと思っています。

仕事に対する思い

名工からのメッセージ

 成長・努力の過程は、目に見える形として表れません。自分が作った器械に対して、製造現場の方から「ありがとう。仕事が楽になったよ」や先輩・上司から「上手くできるようになったな」と、自分自身では気づかない成長を周りはしっかり見て伝えてくれます。その一言が次への挑戦や活力・自信に繋がることを経験してきましたので、皆さんも先輩や仲間、関わる人たちとのコミュニケーションを大切に、自信へと変えてもらいたいです。

仕事に対する思い

この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など

 技能・知識のベースとして国家技能検定への挑戦だと思います。現地・現物で物事を判断するためには、原理・原則で診る知識が必要になります。
 私は機械保全職種・空気圧装置組立て職種の検定を保有し、幅広い分野で様々な事象を学ぶ事ができ、判断基準や懸念点の考察を様々な角度で考える力が身に付き、自分の理想の器械づくりに役立ちました。
 皆さんもぜひ、国家技能検定にチャレンジしてみてください。

これまでの主な表彰歴

(1)文部科学大臣賞「からみ取り整列治具の考案」(平成13年4月)
(2) 創意工夫功労者賞「リニアソレノイド分解治具の考案」(平成21年4月)
(3) 経済産業大臣賞 第3回ものづくり日本大賞「釣瓶落とし式無動力A/T組立生産ライン」(平成21年7月)
(4) 創意工夫功労者賞「渦巻き式ボルト整列供給装置の考案」指導した者が受賞(平成25年4月)
(5) 複合技能士(全部) (平成10年11月)
(6) 愛知県知事表彰 優秀技能者(平成30年11月)
(7) 技能研修生表彰 社長賞「心・技・体に優れた研修生に授与」(昭和63年3月)
(8) 自社 技能競技会表彰 敢闘賞 指導した者が受賞(平成22年11月)
(9) (公社)日本プラントメンテナンス協会長表彰 
  からくり改善くふう展2015努力賞「ボルト出し太郎」指導した者が受賞(平成27年10月)
(10) 自社 技能競技会表彰 優秀人材育成賞、技能士会賞 指導した者が受賞(平成28年11月)

受賞歴

ものづくりマイスター 平成30年度 空気圧装置組立て職種
                  機械保全職種