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一般機械器具検査工

横松 信一(よこまつ しんいち)

 60歳

就業地: 茨城県

横松 信一(よこまつ しんいち)

受賞年度
2023年

所属
株式会社協和製作所

プロフィール
栃木県真岡市出身。栃木県立真岡工業高等学校機械科卒業。厚生労働省「ものづくりマイスタ―」。昭和56年に小松グループへ入社、42年間に渡り鉱山・建設機械の検査業務に従事している。その間、技能の向上に精進し、検査技能の伝承のため、後進の指導に尽力し、工場内検査員のみならず協力企業や現地法人の指導も実施している。協力企業の検査員の技能向上を目的とした「検査学校」を開校し、品質の向上活動を続けている。

※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。

技能の紹介

建設機械車両における異なる分野(車両検査・部品検査)の技能に精通し、独自の創意工夫により検査現場における安全性、生産性を飛躍的に向上せている。ITも活用し自動判定システムを協力企業様に導入して、品質を大きく向上させ、生産性にも大きく寄与した。後進育成では、技能検定取得への指導、車両の幅広い知識・技能を指導し、社内外を問わず広く人材育成に尽力している。モノづくりの思想の啓発に貢献も大きく、ものづくりマイスターにも認定されている(建設機械整備・機械検査)。

技能の紹介

仕事に対する思い

常に意識して心掛けていることは、次工程はお客様です。私が従事していた検査課は、納入部品の検査から出来上がった建設機械の検査を実施しています。その機械が、故障することなく動くことを目標として、工場内での部品の測定技術を向上させ品質向上の活動を実施し、車両の性能を保証するために、車両検査工程には車両の性能を自動測定できるシステムを導入して、品質保証に取り組んでいます。

名工からのメッセージ

検査業務は責任感のある仕事で、幅広い知識と技能の両方が揃って一人前となります。例えば、部品検査は、板金・機械・熱処理・メッキと多種にわたり、奥深い知識と技能が必要です。車両検査は運転の技能、油圧・電気の知識の両方が無いと機械のトラブルや合否の判断ができません。知識と技能を得る努力と意欲は、必ず自分への喜びとなり帰ってきますし、同じ喜びを後継となる皆様にも味わってもらいたいと考えています。

この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など

知識   ⇒ 技能検定  ⇒ 建設機械、油圧調整、機械検査、金属熱処理
運転資格 ⇒ 運転技術  ⇒ 車両系建設機械運転技能(例:コマツ教習所)

これまでの主な表彰歴

〈大臣表彰〉
・厚生労働大臣顕彰状 安全優良職長として顕彰 (平成25年3月)

〈知事・行政機関の局長表彰等〉
・卓越技能者茨城県知事表彰 一般機械器具検査工として卓越 (平成29年9月)
・卓越技能者栃木県知事表彰 一般機械器具検査工として卓越 (平成16年9月)

受賞歴

厚生労働省「ものづくりマイスター」 平成27年度 認定  建設機械整備職種
厚生労働省「ものづくりマイスター」 平成27年度 認定  機械検査職種