現代の名工Navi
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建設用機械車両運転工
小須田 一義(こすだ かずよし)
52歳
就業地: 長野県
受賞年度
2023年
所属
株式会社エス・エス・ケイ
プロフィール
長野県軽井沢町出身。幼い頃から“建設機械操縦の神”と称された父親が建設機械を操縦する姿に憧れ、普通自動車免許よりも先に大型特殊免許を取得し、建設機械運転工として入職した。法面整形を得意とし、中部横断自動車道、ゴルフ場、ダムなど多数の工事に携わる。「技能に終わりはない」と振り返ることが自分にとって良い時間である。次の工事でさらにより良い仕事を追求する。建設機械運転工職種として初となる現代の名工。
※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。
技能の紹介
各種建設機械運転工として、重機土工事に長年にわたり従事して培った高い技能・知識を有している。整形、仕上げ作業における施工量比較では、積算基準および一般技能者による施工量に対し三倍の施工量を誇る。自然石を重機で自在に操り積み上げる「油圧ショベル巨石積み」を得意とし、湧水崩落部掘削や軟弱部の掘削では、現地発生巨石による巨石積み土止め併用掘削施工を考案した。培った経験・知識から、考案した社内教育教習や作業現場中での指導を行い、熱心に後進の育成を行っている。
仕事に対する思い
建設機械運転工は「経験工学」に分類され、経験を積むことでしか習得できません。具体的には、レバーとシートから伝わる感覚で地中にある石の位置や大きさが判ります。また、大企業が2ヶ月掛けても出来なかった難工事を1週間で終わらせることも経験のなせる業です。建設機械は山を崩し、川の流れを変えることができます。大地はキャンバス、自分の成果はアートです。100年単位の時間が経過しても使われ続けるのが土木工事。いずれピラミッドのように評価されるであろう立派な仕事です。5年や10年で習得できるものでなく、一生涯かけても100点満点の仕事はできません。だからこそ苦労を厭わず自分の技能を突き詰める楽しみがあります。
名工からのメッセージ
建機運転は、後世に長く残る誇れるものを作ることのできる仕事です。建造物は歴史の1頁となり、多くの人に使われ続けます。国内の火山砂防工事では現在2ヶ所のみで用いられている「遠隔操作による無人化施工」等の新技術は今後も進化を続けます。女性の重機オペレーターも増えています。補助金制度を活用して必要な資格を取得しながら、法律や安全を遵守して指導しますので、普通科卒業等の未経験者でも入職できます。
この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など
従事した経験がない工法は使うことができませんので、経験豊富で腕の良いオペレーターのいる会社でないと良い仕事は学べません。
これまでの主な表彰歴
〈大臣表彰〉
・優秀施工者国土交通大臣顕彰 建設機械運転技能・技術に係る優秀施工について表彰 (平成29年10月)
〈知事・行政機関の局長表彰等〉
・長野県卓越技能者知事表彰 信州の名工 (平成30年11月)
〈その他〉
・神川橋下部2他工事災害防止協議会長表彰 卓越技能による施工貢献について表彰 (令和2年7月)