現代の名工Navi
- HOME
- 現代の名工Navi
現代の名工Navi
製銑工
平塚 俊也(ひらつか としや)
60歳
就業地: 千葉県

受賞年度
2024年
所属
JFEスチール株式会社
東日本製鉄所 千葉地区
プロフィール
高校を卒業後、JFEスチール株式会社(旧川崎製鉄株式会社)に入社。入社後の製銑実習で自分に合っている職業であると感じた。製銑工場において操業オペレーターとして初めて炉前・運転・点検という製銑工場の操業における全く異なる全領域の技能をすべて習得するなど、豊富な経験と群を抜く知識、技能を有している。卓越した技能により低コスト・高効率な安定操業や業務の安全性の向上に貢献するとともに、現業系社員の統括職として数多くの多能工技能者を輩出している。
※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。
技能の紹介
製銑工場において操業オペレーターとして初めて、炉前・運転・点検という製銑工場の操業における全く異なる全領域の技能を全て習得し、高炉設備に関する2件の特許発明・2回の高炉改修への貢献等、豊富な経験と群を抜く知識、技能を有する。
機械故障や判断ミス等で高炉操業が停止すると製鉄所全体の生産も停滞するが、卓越した技能により低コスト・高効率な安定操業に貢献し続け、製鉄業界における第一人者であるとともに、現業系社員の統括職として数多くの多能工技能者を輩出している。

仕事に対する思い
職場が安全で働きやすい環境になることを常に心掛けて仕事をしています。業務の安全確保や効率化のための改善策を自分なりに見つけ、その改善策を職場のみんなが理解し実践してくれること、事故がなく効率的な安定操業に貢献できることにやりがいを感じています。これからも職場の仲間からの作業工程や安全対策の改善に繋がる自主的な提案に対して、それを実現できるよう一緒に考え、アドバイスをするなど積極的に支援を行っていきたいです。
また、短期間ですが製銑工場以外の業務に就く機会がありました。この経験により製銑工場の仕事の楽しさに気づき、自分に合っている仕事であることを再認識しました。

名工からのメッセージ
製銑工場での作業は危険を伴うことから、ケガをしないよう安全に対しての感受性を高めることが重要でした。安全に対しての感受性を高めないと、危険が潜んでいる状況に気がつかず平気で仕事を行う悪い習慣が身に付いてしまいます。最悪のケースでは大きな事故にも繋がり兼ねません。
安全性を高めるために不足していることはないか、更に安全性を高めるために何が必要か、危険のリスクを下げるためにはどうしたら良いかを、自分自身で考え実践していくことを心掛けて欲しいです。
この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など
JFEスチール株式会社では業務に必要な研修や資格取得を積極的に支援しているので、採用後にしっかりと勉強できる体制が整っている。
これまでの主な表彰歴
<大臣表彰>
・文部科学省 創意工夫功労者賞(平成19年4月)
<知事・行政機関の局長表彰>
・千葉県の卓越した技能者(千葉県の名工)(令和5年12月)
<全国レベルの業界団体表彰>
・一般社団法人日本鉄鋼協会 鉄鋼技能功績賞(令和5年3月)