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時計組立・調整工

片山 次朗(かたやま じろう)

 52歳

就業地: 東京都

片山 次朗(かたやま じろう)

受賞年度
2024年

所属
東京時計精密株式会社

プロフィール
 プロダクトデザイナーとして働いていたが、平成20年にインターネットオークションで旋盤を購入したことをきっかけに独学で技能を習得し、時計製作を開始。5番目に作った作品を平成24年より「5号」として発売した。自身の作品は「大塚ローテック」のブランド名で製作しており、ブランド名は自身が工房を構える大塚に由来している。

※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。

技能の紹介

 機械式腕時計の複雑機構の開発・量産まで行う世界的に稀有な技能を有する。自身の時計ブランド「大塚ローテック」は工房を構える東京・大塚にちなんで名づけられ、その作品はスイスの国際時計博物館(MIH)収蔵、スイスのジュネーブ・ウオッチメイキング・グランプリ(GPHG)ノミネート、ドイツのiFデザイン賞受賞等国際的な高評価を獲得。
 現在は社内外を問わず後進の育成を行っている。

技能の紹介

仕事に対する思い

 機械式時計は、たくさんの歯車やバネなどの部品で構成されています。スペースは限られているのでそれらはとても小さく、複雑に組み合わされています。その小さな世界の中で最適な設計を見つけ、一つ一つの部品を正確に作り、組み立てることがこの仕事の難しい所であり、それらに美的感覚も加味しながら製品を作り上げることに、やりがいを感じています。
 物を作る仕事全体に言えることですが、そうして作ったモノをお客様に使ってもらい、喜んでくれて、大事にしてもらえるのは作り手にとって大きな喜びです。

仕事に対する思い

名工からのメッセージ

 私は最初からこの仕事に就くことを目指していた訳ではありませんが、子供の頃から経験してきたことや目にしたもの、感動した記憶や嬉しかったことなどが、今作っているモノのアイデアのきっかけになっていると感じます。思い立ったら手を動かして、自分がワクワクすることにチャレンジして下さい。

仕事に対する思い

この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など

 

これまでの主な表彰歴

<その他>
・iFデザイン賞(ドイツ)(令和6年2月)

受賞歴