現代の名工Navi
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民生用電子・電気機械器具組立工
川村 功(かわむら いさお)
58歳
就業地: 茨城県

受賞年度
2024年
所属
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
ホームソリューション事業部 生活家電本部
プロフィール
千葉県千葉市出身。昭和60年に千葉県立千葉工業高等学校電気科を卒業。その後、日立照明株式会社に入社し照明器具のプレス業務に従事。平成22年に現日立グローバルライフソリューションズ株式会社(当時の日立アプライアンス株式会社)との合併により異動し、LED照明の製造工程全般を担当。平成27年より現在のジャー炊飯器の製造現場に従事している。
※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。
技能の紹介
照明、調理部門のプレス・組立作業に従事し、生産合理化における高い知識、技能を有している。その技能を活かし、LED電球の組立・検査・梱包工程を自動化したことは、構内における自動化技術の基盤となり、関係者から一目置かれる存在である。
また、当事業所の製造部門を中心とする監督指導職及び、有称号者で構成されているインフォーマル組織の役員として、技術情報交換、各種勉強会等を主催し、後進の育成にも努め、所属事業所の技能レベル向上に貢献している。

仕事に対する思い
製造現場の管理監督者として、安全、品質、生産計画、合理化、新製品立ち上げなどを関連部署とコミュニケーションを図り進めてきました。モノづくり全般のプロセスを大切にしていくことに、仕事の充実感を感じています。我々の生産している家電製品は、お客様が直接手に取って使用していただいている物ばかりです。
時には、お客様から感謝の言葉をいただくこともあり、モノづくりを通じて皆様の暮らしを充実させるお手伝いができる素晴らしい仕事であると感じています。今後も技能の伝承だけでなく、モノづくりの喜びを後進に伝えていきたいと思います。
名工からのメッセージ
家電製品のサイクルは短く、毎年何種類もの新製品を開発、製造しています。毎年進化する製品の仕様に合わせ設備を導入したり、新たな作り方を考案することを繰り返しています。これらを決められた期限の中で成し遂げていくことがモノづくりの醍醐味だと思います。
デジタル化が急速に進む家電製品のモノづくりを、若い皆さんにも興味を持っていただければと思います。
この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など
これまでの主な表彰歴
<大臣表彰>
・文部科学大臣表彰創意工夫功労者表彰(令和4年4月)
<知事・行政機関の局長表彰>
・茨城県技能者知事表彰(令和4年11月)
受賞歴