現代の名工Navi
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婦人・子供服仕立職
小幡 明子(おばた あきこ)
77歳
就業地: 東京都
受賞年度
2024年
所属
ドレス工房HANA ソーイング教室HANA
プロフィール
私の時代、女性は家庭に入り専業主婦になるというのが普通であったが、一生の仕事を持ちたいと考え、アイデアを生み出す仕事が自分に向いていると思い服飾デザイナーの道を選んだ。高校卒業後にドレスデザイナーの元で学んだが、基礎から学ぶ必要があると思い、新宿にあるドレメ学院で2年間学び、そこで指導員の仕事に就いた。その後、結婚、子育てにより15年程、服飾の道から離れていたため、もう一度学び直す必要があると考え、その道のプロが行くカッティングスクール(青山アミコファッションズ)で学んだ。その後、技能検定1級取得、技能グランプリに準優勝し、自信を持ったことで洋裁店HANAを設立。また、オーダーメイドで服を製作するだけでなく、お教室部やブティック部を増設するなどし、現在に至る。
※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。
技能の紹介
長年の婦人服仕立てで培った知識と技能を有し、美しいシルエット作りには定評がある。顧客のニーズに寄り添いコミュニケーションを上手く取り、センスが光るお仕立てと好評を有している。第18回技能グランプリ大会では、第二位を獲得。ものづくり匠の技の祭典では、支援員として第1回目より貢献。
また、一般社団法人日本洋裁協会の検定部長として検定向けの講習会をスタートさせ、多くの合格者を輩出した。同協会の日本洋裁技能士会の会長として、2015年より貢献、信頼され、求心力になっている。
仕事に対する思い
世の中が好景気であった時(バブル時代)を過ごしたことが仕事への大きなステップになりました。大きなクレマチスの花のシルクプリントや家紋のようなふくれ織りなどのインポート物が、顧客の心をつかみ、それはそれは見事な生地でした。スタッフは3人となり大いに繫盛しました。小さな失敗もたくさんあり、泣くこともありましたが、今ではどれも良い経験となっています。
全日本洋装技能コンクールでは、コート&ワンピースで、カジュアル部門1位、労働大臣賞をいただいたこともあり、今では、賞状やトロフィーが、ずらりと並んでいます。オーダーメイドだけで仕事をしていた頃から、お教室部門を考えたことは良かったことでした。時代を読めたと思いました。
指導員の経験を生かし、協会の先輩の教えに助けられ、そして、指導員免許が大いに役に立ちました。「やってみせて 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」山本五十六の言葉が、身にしみています。
名工からのメッセージ
豊かなアイデアがとても大切で、それが勝負の世界です。そして、それを形にしていく創造の設計です。それは、伝統の知識プラス新しく正しい知識が必須です。技術、技能の習得は、少しでも若い頭脳が望ましいです。是非、若いうちに基礎から学び、あふれるアイデアを世の中に生かしていっていただきたいです。
この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など
基礎から学べる専門学校が良いと思います。そして、実社会で働いてみることです。検定試験や競技大会には進んで挑戦してみることです。有名デザイナーの発表作品や美術展は、最高の教科書です。色や形のバランス、成り立ち、色々なことが学べます。
これまでの主な表彰歴
<大臣表彰>
・全日本洋装技能コンクール 厚生労働大臣賞(平成23年11月)
<知事・行政機関の局長表彰>
・東京都優秀技能者 東京マイスター 知事賞(平成16年11月)
<全国レベルの業界団体表彰>
・一般社団法人全国技能士会連合会会長賞(平成25年11月)
<その他>
・全日本洋装技能コンクール 厚生労働省人材開発統括官賞(令和3年11月)
受賞歴
厚生労働省「ものづくりマイスター」 平成25年度 認定 婦人子供服製造職種
技能グランプリ 第18回大会 婦人服製作職種 第2位