現代の名工Navi
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かわらふき工
新井 正人(あらい まさと)
63歳
就業地: 群馬県
受賞年度
2024年
所属
ネクスト株式会社
プロフィール
明治以前から瓦製造と屋根工事をしていた家に生まれ、幼少の頃から瓦を触っていたことで瓦製造と屋根工事に興味を持った。祖父が若い頃、奈良県でいぶし瓦製造と施工技術の基本を3年間学んでからは格段に屋根葺が上達したことを聞いた。父親が愛知県で陶器瓦製造の修行に行き家業に役立てたことなども聞いた。自分も屋根工事や瓦製造に興味を持ち、いつかは歴史に残るようなお客様に喜んでいただける作品を仕上げたいと考えるようになった。
※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。
技能の紹介
数寄屋建築や社寺建築の瓦工事において、特に瓦同士の組み合わせや合端(あいば)に技能を発揮している。瓦には焼き物特有の焼きねじれが生じるが、氏はそれらを隙間なく組み合わせることで、屋根が丈夫であることはもとより、屋根面に美しさを表現することができる。
また、施工の手順や納まりを原寸大の図面に描き起こす技能も有しており、技能士の育成に不可欠な勘、コツの部分を図解で判りやすく指導することができる。後進の指導育成においては全国技能競技大会入賞者を多数輩出している。
仕事に対する思い
一般住宅では屋根から瓦を落下させないような施工方法で、なおかつ美しく後世に残るような作品に仕上げる努力をしています。一般住宅が60年くらいのスパンで葺き替えをする必要があるといわれていますが、寺社工事では100年以上葺き替えをしなくても耐えられるような工事を目指します。
特にお寺の工事では宗派によって鬼瓦や屋根の仕様が異なるため関係者に詳細を聞くなどして希望に添い、お客様に喜んでいただける工事を目指しています。文化財工事では改修工事をしたとき以前と変わらない外観で美しく仕上げるよう努力して工事を進めます。
これからも勉強したことを無駄にしないために先人たちから教わった技能やこつを後進育成に使っていきたいと考えています。
名工からのメッセージ
仕事には妥協せず解決方法を見いだす努力をすることが後々重要になります。普段から解らないことを解らないままで先に行かずにその都度、解決することが良い結果に繋がると思います。悩んだときに近くに仲間がいることも良いと思います。
納まりの疑問や困難に打ち勝つには一人より同じ考えを持つ仲間の存在が重要です。全国には短期技能講習会を開催する機関や、訓練校も多くあります。是非多くの同友と出会う機会を見つけて、自ら行動していくようお勧めします。
この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など
愛知県瓦高等職業訓練校(Ⅰ年間)、京都府瓦技術専門学院(2年間)、滋賀県瓦高等職業訓練校(2年間)、
大阪府瓦葺高等職業訓練校(1年間)、短期技能講習会開催機関:NPO法人日本瓦葺技能継承甍会
これまでの主な表彰歴
<大臣表彰>
・ 優秀施工者国土交通大臣顕彰(平成27年10月)
<知事・行政機関の局長表彰>
・群馬県優秀技能者表彰(ぐんまの名工)(平成16年11月)
<全国レベルの業界団体表彰>
・一般社団法人全国技能士会連合会会長表彰(平成27年11月)
<その他>
・群馬県職業能力開発協会会長表彰(平成29年11月)
受賞歴
厚生労働省「ものづくりマイスター」 平成26年 認定 かわらぶき職種
全技連マイスター 令和5年 認定 かわらぶき職種