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木製建具製造工

竹下 茂滿(たけした しげみつ)

 77歳

就業地: 福岡県

竹下 茂滿(たけした しげみつ)

受賞年度
2024年

所属
有限会社竹下建具工芸

プロフィール
 大川市生まれ。有限会社竹下建具工芸会長。小さい頃から歴史が好きで、将来は高校の社会科の教員になりたいと思っており、職人になるつもりはなかった。父が創業した竹下建具工芸が好調で忙しくなったためか、中学3年生の時に父から後を継ぐように言われ抵抗したが、母から諭され継ぐことを決心した。仕事をしながら定時制高校に通ったが、登校する時に下校する同級生たちとすれ違う。「彼らには負けられない、決めたからにはこの道の第一人者になろう」と思った。現在は、有限会社竹下建具工芸会長を務める。

※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。

技能の紹介

 木製建具の製造に卓越した技術を有しており、「小口見せ」(木材を横断面にカット して年輪を見せる)のデザインで商品化に成功。木製建具に立体感を出し、デザインの可能性を広げた。その技術とデザイン性で全国建具展示会において、2度の長官賞受賞をはじめ多数の入賞歴がある。
 建具技能士の検定委員を務めながら福岡県建具・木工協同組合理事長、一般社団法人全国建具組合連合会九州ブロック協議会会長を歴任し、木製建具の認知・品質向上、技術者育成に貢献した。

技能の紹介

仕事に対する思い

 30歳のころ、師と仰ぐ方から全国建具展示会への出展を勧められ出展しましたが技術が追いついていないことを知り、このままではいけないと思ったことがデザインにこだわる契機となりました。
 他にはない独自のデザインや商品の開発を目指して、木製建具の技術を用いた作品にも挑戦しています。これまで押し花や有田焼などの異業種アーティストの方とコラボレーションをした作品をつくりました。あえて木材の年輪を見せる「小口見せ」というデザインや、ガラスの中に突き板を入れたドア等色々なことに挑戦してきました。他にはない作品を作り出すためには、色々とクリアせねばならない技術的な課題がありますが、工夫して作品が完成した時には嬉しいものです。

仕事に対する思い

名工からのメッセージ

 建具は建物内部の安全性、快適性や美観などを演出するものです。すっかり和室が減ってしまいましたが、次の世代に日本の伝統や技術を継承してゆくためにも木製建具の魅力を伝え続けたいと思います。
 この時代でも入ってきてくれている若い職人たちが、頑張って作品を作りだしている姿を見ると本当に嬉しいです。技術を身に付け、世界に挑戦できる作品を生み出すために、様々な作品に接して技術を磨き続けてください。

この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など

技能検定 建具製作職種 木製建具手加工作業

これまでの主な表彰歴

<知事・行政機関の局長表彰>
・福岡県知事表彰 優秀技能者(平成22年11月)

<全国レベルの業界団体表彰>
・全国技能士連合会 会長表彰(令和3年11月)

<その他>
・第37回全国建具展示会 林野庁長官賞(平成15年7月)

受賞歴