現代の名工Navi
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漆器工
宮原 正岳(みやはら まさたけ)
76歳
就業地: 長野県
受賞年度
2024年
所属
白木屋漆器店
プロフィール
長野県塩尻市木曽平沢出身。江戸時代から続く老舗漆器店の6代目として、木曽漆器の塗師一筋に歩んできた。子供の頃、漆器の器で味噌汁を飲んだ時に「なんておいしいんだ」と感じた。漆器の器の独特の柔らかさと暖かさに「漆って、漆器っていいなぁ」と思い、この仕事を選んだ。元々家業として漆が身近にあったため、子供ながらにやれることを手伝っていたら自然とこの仕事を好きになり、19歳でこの道に入った。
※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。
技能の紹介
漆器に関する知識、技能が卓越しており、仕上がりに新味を出す工夫を施した独自の堆朱塗りを駆使し、非常に美しい仕上がりの製品を作成している。漆塗りが困難な素地であっても、技術力と工夫で仕上げることができ、過去には諏訪大社等の神社の山門看板の漆塗り修復を独力で仕上げた。
後進指導育成も熱心に行っており、多くの小中学校で講座を行うほか、16年にわたり職業訓練指導員として長野県の技術専門校や県認定職業訓練校で講師を務める等、業界内での貢献も大きい。
仕事に対する思い
塗師の仕事をする上で大切にしていることは、「相手のことを心から思って作ること」です。小さく細かなものから大きな家具まで幅広く手掛けていますが、数を多く作るというより、一つ一つのものにこだわって「親切な仕事」を心掛けて作っています。
私はとにかく、「ものづくり」が好きで「手仕事」が好きです。「ものづくり」はうまくいかない時も多く、本当に苦しいです。でもそれを乗り越え完成した時は本当に嬉しく楽しいし、とても達成感があります。
塩尻市木曽高等漆芸学院で講師を務めており、漆塗りの技能を若い人達に伝えたいと思っています。
名工からのメッセージ
若い人はこれから色々なことに挑戦する機会があると思います。慌てずゆっくりと自分のやりたいことを探せばいいと思います。そんな時にこの「漆器作り」という機会や体験があり、それが貴重な経験としてその人の中に残れば、それもすごく大切なことなんだと思います。様々な可能性に挑戦してほしいです。
この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など
塩尻市木曽高等漆芸学院(長野県塩尻市木曽平沢)
これまでの主な表彰歴
<知事・行政機関の局長表彰>
・長野県卓越技能者 知事表彰(令和4年11月)
・信州ものづくりマイスター(令和5年10月)
<全国レベルの業界団体表彰>
・日本伝統工芸士会 功労者表彰(平成20年11月)
・日本漆器協同組合連合会 組合功労者表彰(平成28年10月)
・関東伝統工芸士会 功労者表彰(令和3年10月)
<その他>
・伝統工芸士会 伝統工芸士作品コンクール賞(平成13年10月)
・第36回全国漆器展 長野県知事表彰(平成14年3月)
・塩尻市技能者褒賞 優秀技能者(平成24年11月)
・長野県職業能力開発協会 会長表彰(平成29年11月)
受賞歴