現代の名工Navi
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鋳物工
五十嵐 竜夫(いがらし たつお)
61歳
就業地: 北海道
受賞年度
2025年
所属
いすゞエンジン製造北海道株式会社
プロフィール
昭和54年に中学校を卒業し、いすゞ自動車へ入社、企業内専修学校へ入校(その後通信制高校へも入学)。専攻科目を決める際に鋳造を体験したのがきっかけです。形の無い金属の溶湯から形を造りあげる鋳造というものに強く惹(ひ)かれました。その後、鋳造科で2年間、技能五輪3回参加。鋳造の試作工程など、多くを学ばせていただき鋳造が天職となりました。
厚生労働省「ものづくりマイスター」(鋳造職種)令和3年度認定
※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。
技能の紹介
自動車部品製造の業務に従事し、幾多の考案、改善によって生産能率の増進に貢献した。特に、鋳造及びダイカストの技能については、業界における第一人者といわれている。鋳造品の製作では新規エンジン部品の開発、新規鋳造工場の立ち上げで、コスト低減・品質の安定と生産向上を図った。
また、GDC鋳造法のダイレクト鋳造の工法を確立して、国内初のシリンダー鋳造量産ライン化を達成した。環境対策として、バイオコークスを使用したアルミ溶解を業界初で成功させた。現在も鋳造体験や教育等に尽力している。
仕事に対する思い
鋳造品の製作は金属の温度や空気に触れたときに表面に発生する酸化物の処理、金属をきれいに製品形状へ流し入れるための形状など、多くの問題を解決しなければならならないところに難しさがあります。
しかしながら、いくつもの問題を解決してきれいな製品ができた時の達成感は、鋳造のやりがいであり、醍醐味です。私は仕事を好きになることで向上心が生まれ、もっと知りたくなり、多くの仲間と助け合いながら多くのことを学び、工夫を凝らしました。今後、自分の学んだことを次の世代の技能者に伝えていきたいと思います。
名工からのメッセージ
鋳造は様々な金属を溶かして用途にあった製品をつくるという工法であり、工業製品がつくられるときの最初の工程でもあります。鋳造に限らず、製品を作る技術は基本が重要です。基礎を学び応用することで、技術は進歩します。形のない物から製品を形づくる鋳造という技能に、是非、挑戦してください。
この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など
いすゞ自動車㈱高専の鋳造科は無くなりましたが、興味のある方はいすゞエンジン製造北海道へ連絡をください。また、興味のある方は、技能検定(鋳造職種、ダイカスト職種)の受検をお勧めします。
これまでの主な表彰歴
<知事・行政機関の局長表彰>
・北海道産業貢献賞(卓越技能者)(令和6年11月)
<その他>
・苫小牧市技能功労者(卓越技能)(令和5年11月)
受賞歴
厚生労働省「ものづくりマイスター」令和3年度 認定 鋳造職種
第22回技能五輪全国大会 鋳鉄鋳物職種 第2位
第23回技能五輪全国大会 鋳鉄鋳物職種 第3位