現代の名工Navi

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ガラス製品製造工

大城 尚也(おおしろ なおや)

 59歳

就業地: 沖縄県

大城 尚也(おおしろ なおや)

受賞年度
2023年

所属
株式会社森のガラス館

プロフィール
興味本位で、自宅の側にあるガラス工房を見学しているうちに、ガラスの世界に魅了されるようになった。そのガラス工房の関係者に沖縄県南部にある「琉球ガラス村」という会社を紹介され職人として入職した。その後は職人としての経験を積み、平成14年に沖縄県北部にある「株式会社 森のガラス館」に職場を変えて、現在は工場長を務めている。

※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。

技能の紹介

琉球ガラス工芸の製造全般に卓越した技能を有している。作品は特に大型(約⒛㎏クラス)の「壺」「花器」等、芸術性が高く評価されている。また商品開発を通じて製造工程の標準化を数多く実現し、他のガラス職人と共有し業界全体の生産性の向上に尽力している。長年、県内の美術展の審査員及び各種審査員として中堅・若手技能者の育成に尽力しているほか、各種美術展で数多くの「受賞者」「県伝統工芸士」などを輩出した実績がある。

技能の紹介

仕事に対する思い

国内の中堅・若手職人のみならず、ベトナム人職人の育成も積極的に行っております。創意工夫と研究を重ね自身が独自に開発した技法等を伝承しながら指導した若手職人達が、様々なコンクールで入賞した時は何物にも代えがたい喜びがあります。これまで様々なガラス製品の制作を行ってきましたが、中でも独自に考案した特殊工具などを活用して3~4名の補助者と連携し「宙吹き」の技法を駆使して制作した超大型作品には大変苦労したことを今でも覚えております。

仕事に対する思い

名工からのメッセージ

ガラス製品の制作は技術の研鑽を積むことにより、思い通りの作品を作ることができるようになります。多様化する顧客ニーズに応えることができるよう技能の研鑽に努めてください。また、より良い作品を作るには、作品作りを楽しむことが大切です。作品作りを楽しみながら、琉球ガラスの知名度向上、業界の発展に寄与することを期待しております。

この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など

これまでの主な表彰歴

〈知事・行政機関の局長表彰等〉
・沖縄県優秀技能者表彰 (平成30年11月)
・第21回沖縄県工芸公募展 優秀賞 (平成11年2月)

〈全国レベルの業界団体表彰等〉
・第58回日本民芸公募展 優秀賞 理事長賞 (平成28年11月)
・第44回日本民芸公募展 優秀賞 大阪府知事賞 (平成14年11月)

〈その他〉
・第67回沖展 準会員賞/会員推挙 (平成27年3月)
・第56回沖展 沖展賞 (平成16年3月)

受賞歴