現代の名工Navi

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貴金属細工加工工

西田 良洋(にしだ よしひろ)

 71歳

就業地: 東京都

西田 良洋(にしだ よしひろ)

受賞年度
2019年

所属
ニューコーゲイ(株)

プロフィール
 三重県伊勢市、伊勢神宮の程近くで出生し小中高を過ごす。幼少の頃より絵や彫刻などのものづくりが好きで、鉱物にも興味があり全国の鉱石を収集していた。高校卒業後、植木等氏の父、徹之助氏の紹介で高橋工芸に入社。のちに義父となる高橋喜一郎のもと、厳しい修行に励み宝飾品製作技能と宝石学を学ぶ。1986年、ニューコーゲイ㈱を設立。技術の継承、若手の育成、仕事に対する尊敬心をモットーに技能者の育成、会社経営に尽力し現在に至る。

※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。

技能の紹介

 貴金属・宝石細工工として伝統的宝飾技法に卓越し、皇室・各著名人向けの作品を数多く手掛ける数少ない職人です。長年の妥協を許さない作品製作の中で、最新の技術も積極的に取り入れながら幾多の考案及び改善を加え、高度な技術を確立してきました。
 また、中央技能検定委員、技能グランプリ運営委員及び技能五輪国際大会出場選手を対象とした強化訓練指導などにも尽力し、日本のジュエリー産業の発展並びに若年技能者の技能向上に貢献しています。

技能の紹介

仕事に対する思い

 昭和40年代の20歳代の頃は、皇室、著名人向けに指輪、ペンダント、帯留めなどを多く手掛け、義父の教えである「品格ある宝飾品」をいつも心掛け、妥協を許さない仕事を目指しました。また、デザイン画を見て、デザイナーと良く話し合いお互いに理解し、壁にぶつかった時は諦めずに考え、道を開き、身に着ける人の気持ちになり製作する事を心掛けて来ました。

仕事に対する思い

名工からのメッセージ

 技術とは無限の積み重ねです。基本をマスターしたから時間を消化したからと言っても良いものは生まれません。そして大事なことは感性です。良いものを観る、良い話を聞く、身近にあるものを眺め耳を傾ける事を日頃から心掛け感性を磨くことを心掛けて下さい。

仕事に対する思い

この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など

専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ   学校法人文化学園

これまでの主な表彰歴

<大臣表彰>
(1) JJA ジュエリーコンテスト 労働大臣賞(平成7年7月)

<その他の表彰>
(2) デビアス ダイヤモンドコンテスト入賞(平成元年4月)
(3) JJA ジュエリー・デザイン・アワード グランプリ(平成16年7月)
(4) JJA ジュエリー・デザイン・アワード(平成17年7月)
   (一社)日本ジュエリー協会会長賞
   プラチナ・ギルド・インターナショナル賞

受賞歴