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味そ製造工

浅井 信太郎(あさい のぶたろう)

 75歳

就業地: 愛知県

浅井 信太郎(あさい のぶたろう)

受賞年度
2024年

所属
株式会社まるや八丁味噌

プロフィール
 株式会社まるや八丁味噌の当主。50数年前に留学した西ドイツで、自国の歴史や伝統を重んじる風潮を強く感じた。そして、帰国後、昔から変化の少ない日常生活の中に個性と伝統を重んじる日本人の国民性に気づかされ、日本の老舗が作る八丁味噌に改めて誇りを持つとともに、海外にもっと紹介できると確信し、販売のみならず、時代背景、調理法等文化の伝道師としての活動を行っている。

※年齢・所属はいずれも表彰時のものです。

技能の紹介

 日本の食文化の根幹を為す食材「味噌」の中でもとりわけ大豆と塩が集積される岡崎の地理的条件と気候によって長きにわたり育まれてきた発酵文化の伝統から生まれてきた「八丁味噌」を長年製造してきた名匠であり、大豆の選別、浸漬具合や玉握り製造に優れている。「八丁味噌」の海外輸出も手がけ、コーシャ認証を取得する等、販路拡大に努めた。
 これまでの経験、技術、手の感覚を職人に直接教育するほか、多くの大学等での特別講義を実施している。

技能の紹介

仕事に対する思い

 味噌造りをするにあたって、いままで苦労と思ったことはありません。八丁味噌の仕込みは木桶や石積み、熟成期間等江戸時代に記されて社内で引き継がれてきた仕込帳(享保2年、西暦1771年)に沿いながら今日まで継続してきました。当時の手法をそのままに、代々誠実に伝統を守り続ける職人の精神は日本の誇りと確信しています。
 また伝統産業に関わる者として、国内での普及に留まらず日本文化の伝道師として欧米市場に自国文化を案内し、各国で多くの皆様に共感を得て八丁味噌や和食を広められたことはとてもやりがいがありました。まさに大切にしてきた「誠」の心が世界各国の人々にも理解されたことへの喜びを感じております。

名工からのメッセージ

 この仕事に限らずいかなる仕事も就けばそれが天命、それがふさわしい仕事であると思います。人に仕事の向き不向きはないと思います。地味でも単調でも、まずは与えられた仕事をそのままに、誠実にやってみることです。
 誰かの役に立てれば社会的責任を果たせる第一歩であり、なにより達成できたことで自信がつきます。誰も見ていないように思えても、必ずあなたの誠実に努力を重ねる姿に関心をもって見ている方がいます。期待しています。

この技能を学ぶために役立つ訓練機関や習得法など

 

これまでの主な表彰歴

 

受賞歴