グッドスキルマーク

技 GOOD SKILL

事例

13

2021

難しい防水工事も形にして建物を長持ちさせるシーリング

令和2年度 認定 防水工事

株式会社
Max・Pro・Seal

宮本みやもと まもるさん

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平成17年創業の株式会社 Max・Pro・Sealで代表取締役。東京都技能検定委員。平成13年、平成16年1級技能検定防水施工(シーリング防水作業/ウレタンゴム系塗膜防水工事作業)に合格。平成29年ものづくりマイスターに認定。

難しい施工を形にする

株式会社 Max・Pro・Sealは、建物の防水工事の施工をする会社です。社名の「シール」とある通り、シーリング工事を得意とし、官公庁舎・オフィスビル・病院など様々な建物の施工実績を誇っています。シーリング工事とは、「外壁と窓枠」や「外壁と外壁」などのつなぎ目や隙間となる箇所にゴム状の硬化剤を注入し、高い防水性・気密性を確保する工事です。漏水を防ぐのはもちろんのこと、耐震にも効果があり、建物を雨・風・揺れなどの自然環境から守るために、私たちの仕事は必要とされています。

工事は、施工部分への材料の適切な注入、ヘラなどを使ってムラなく仕上げる高度な技能が求められるため、手掛ける会社によって仕上がりにバラつきがあるのが実情です。当社の強みはどんな建物のシーリング工事でも形にできること。例えば、3枚のガラスがT字に組み合わさったつなぎ目にシーリング工事を行う特殊な施工を行ったこともあります。この時は、横並びのガラスの間から材料を注入・固定し、T字の直角部分にあたる2箇所にシーリングを施して3枚のガラスの接地面を補強しました。

1級技能検定の実技試験の難易度をさらに高めた技能ですが、1級技能士の高度な技能を様々な現場で駆使できるのが強みです。施工が難しい設計を形にすることこそがプロの仕事だと私は思っていますし、施主様に喜んでもらえた瞬間がやっぱり一番嬉しいんです。

基本を忠実に見えないところもていねいに

私たちの仕事はゼネコンや建築会社から請け負うことが多く、施工には仕様や決まりが定められています。単に仕様通り施工するのではなく、大切なことは「防水工事のプロ」として、建物を長持ちさせるためにより良い方法を見つけ、提案することだと考えています。例えば、建物の揺れを逃す必要がある箇所には柔軟性の高いシーリング材を使ったり、より高い防水性を要する場所は材料を厚めに塗ったり、様々な工夫をこらします。1級技能士として、シーリング材、防水材の性能や施工方法を熟知しているので、建物の動きや特性に応じ最適な材料と施工方法を考えることができます。下地の状態や施工部分の材質に応じて「こうした方が良いですよ」と提案することが、結果として建物のためになりますし、それがより良い暮らしに繋がっていきます。施主様の満足度をより高めることも私たちの仕事なのです。

30年近くこの仕事に携わっていますが、今でも大切にしている師匠からの教えがあります。それは、「見えない場所ほど丁寧に施工しなさい」ということ。目に見える場所だけきれいに施工しても、建物の裏側など目につかない箇所で手を抜くと、それが水漏れや大惨事に繋がる可能性もあります。どんな場所にもきれいに、基本に忠実に施工を行うことこそ、私は大切にしています。

こだわりの手作り道具

私が使う道具の多くは手作りです。例えば、シーリング材を細かく塗る際には食事用のナイフを加工したもの、タイルの目地に沿って一気に広げる際には金属ヘラを加工したもの、仕上げには木ベラを削りゴムを取り付けたもの、などです。施工箇所に応じて、数十種類の道具を使い分けることもあります。

技能検定

防水施工(シーリング防水工事作業)

防水施工(シーリング防水工事作業)は、外壁や窓枠を防水するシーリング防水工事に必要な技能・知識を対象としています。下地の点検・処理、材料の計量・混合・撹拌、シーリング材の充填・仕上げなどに関する技能・知識と、併せて、製図、関係法規、安全衛生などの知識も含まれます。防水施工にはその他、アスファルト防水工事作業、ウレタンゴム系塗膜防水工事作業等、9つの作業があります。

宮本 衛/株式会社 Max・Pro・Seal

〒176-0025 東京都練馬区中村南2-26-5
TEL 03-3577-1612
http://www.max-pro-seal.co.jp/