伝統建築専攻科 伝統建築の技を受け継ぐ人材を育てる

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令和2年度

伝統建築専攻科 伝統建築の技を受け継ぐ人材を育てるとは

伝統建築専攻科 伝統建築の技を受け継ぐ人材を育てる

高等学校建築科卒業後の二年課程で宮大工になろうとする人材を育成している。その学生が地元地域の住民や被災者の方々からの依頼を中心に、建築物の新築や修復をする取組。取組を通して建築技術の継承・技能者の育成に寄与している。

取組の詳細

① 平成元年度に設置された伝統建築コースでの学びを更に深めるために、二年課程の伝統建築専攻科を平成16年に開設。人吉球磨の文化財建造物を教材とし、日本の豊富な木材資源を活かせる人材の育成を目指している。併せて、建築様式の研究や規矩術の習得にも力を入れており、卒業生は日本の伝統建築を支える宮大工や檜皮葺関係の職人など、全国で活躍している。
② 地元人吉・球磨や熊本県内からの依頼を中心に、本格的な伝統的木造建築の祠・堂・神輿などを年2~3棟制作し納めてきた。新築が多いが、古建築の修復も数棟行ってきた。東日本大震災で被災した神社に仮社殿を奉納したり、熊本地震で被災した神社等の再建にも携わっている。

取組のアピールポイント・特徴・取組の効果

① 「本物」の建築物を制作することで、建築技術の継承・技能者の育成に寄与している。また地域の文化を継承するために欠かせない取組として高い評価を受けており、依頼者が心の拠り所とする日本の伝統建築の姿を再現する職人としての自覚を得ることができる。
② 難易度の高い木材加工の技術を習得し、日本の伝統建築に関する知識を身につけることで、ものづくりに関わる強い職業観と倫理観を持って、伝統建築に携わる人材としてスタートを切ることができる。

企業・団体の紹介

熊本県立球磨工業高等学校

熊本県南部に位置する工業高校。本科の一学年は、機械科2クラス、電気科、建築科、建設工学科の計5クラスで構成。建築科は建築コースと伝統建築コースに分かれる。高等学校建築科卒業生を対象とした伝統建築専攻科(2年課程)を有する。

所在地
〒868-8515
熊本県人吉市城本町800番地

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