「長崎刺繍」伝統技術の伝承と後継者育成

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令和3年度

「長崎刺繍」伝統技術の伝承と後継者育成とは

「長崎刺繍」伝統技術の伝承と後継者育成

中国の流れをくむ長崎独自の刺繍であり地域文化の1つである「長崎刺繍」の現状把握、保存、継承、後継者育成を行う取組。長崎歴史文化博物館内における体験会の実施やオリジナルの製品を製作販売等の活動を通じて、知名度アップや理解促進に努めている。

取組の詳細

① 刺繍を学ぶ基礎となる日本刺繍を体得することを目的に講習会を開催し、技能の普及に努めている。また、「長崎刺繍」の刺繍体験として、長崎市の重要文化財の桶屋町傘鉾垂れ「十二支」の複製を塾生で製作し、技能の伝承を行っている。
② 古い「長崎刺繍」の見学や資料づくりなど歴史の理解を深め、貴重な文化遺産としての価値を再発見し、後世へ継承するため活動している。また、「長崎刺繍」のオリジナル製品を作り出し、長崎歴史文化博物館内にて限定販売を行い、県内外の観光客へも知名度アップにつなげている。
③ 長崎歴史文化博物館内において、伝統工芸スタッフとして、年間約200名の小学生以上の者に対して、長崎刺繍の楽しさを広めるためのボランティア活動を行っている。

取組のアピールポイント・特徴・取組の効果

① 現在では唯一の長崎刺繍職人である嘉勢照太氏の指導のもと、現存する希少性の高い長崎刺繍の保存活動を行い、技能の伝承を進めている。
② 古い長崎刺繍の見学や資料づくり等を行うなど、地域人材の育成を通して地域の活性化と発展に寄与している。
③ 「長崎市伝統工芸人材育成事業」の活動として、県内外の小学生以上の参加者(年間約200名)に対し、伝統工芸体験を実施することで、長崎市独自の伝統文化に触れる機会を提供し、若年層の興味を引き出している。また、文化財保存活動、オリジナル長崎刺繍製品の開発販売などものづくり振興にも力を入れている。

企業・団体の紹介

「長崎刺繍」再発見塾

「長崎刺繍」再発見塾は、長崎市が行っている「長崎伝習所」活動の一つとして、平成14年度にスタートし、途絶えたとされていた長崎刺繍を再発見するために、日本刺繍の基礎を学びながら古い長崎刺繍の見学や資料づくり等を積極的に行っている団体。平成16年度から「長崎市伝統工芸人材育成事業」の活動となり、長崎歴史文化博物館内の伝統工芸体験工房のボランティアスタッフとしても、塾長を中心に年間を通して活動している。

所在地
〒852-8112
長崎県長崎市本尾町18-1

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