地場材木を使用した社造りと佐渡島内の社寺の修復工事を通して伝統建築、建築技術者の育成及び伝統技法の継承の取組
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令和3年度
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地場材木を使用した社造りと佐渡島内の社寺の修復工事を通して伝統建築、建築技術者の育成及び伝統技法の継承の取組とは
佐渡産アテビを使用した「一間社流造本殿」制作や佐渡島内の社寺の修復工事の実習を通じて、若年者に宮大工の伝統技能を継承する取組。
取組の詳細
① 佐渡市の木であるアテビ(アスナロ)を使って3年生の卒業制作として「一間社流造本殿」の制作に取り組むと同時に、毎年、業界紙に告知し、全国からこの本殿を奉納する神社を募り、落成式を行い奉納している。
② 佐渡島内の社寺の氏子や檀家からの依頼を受けて、実習と応用をかねて修復に取り組んでいる。
③ 島内外の小中学校生を対象に学校開放を行い、大工道具、製作物の展示、説明を通じて宮大工の周知を行うとともに、ヒノキを材料として、カンナを使い「箸」製作のものづくり体験の指導を行っている。
取組のアピールポイント・特徴・取組の効果
① 一間社流造本殿を制作し生徒の技術の向上を図り、また、制作した社殿を全国の神社に奉納し、若い世代が伝統建築に携わっていることをPRしている。
② 島内の社寺の修復を通じて、地域住民との交流を図り、また、伝統建築と伝統技能の理解に役立っている。
③ 小・中学校の生徒を対象とする職業教育として、「箸」製作の体験学習を行っている。
企業・団体の紹介
伝統文化と環境福祉の専門学校
新潟県内に29の専門学校や大学等を運営しているNSGグループの中の一校であり、佐渡市内で伝統建築について技能と知識の習得、職業教育を行っている。また、佐渡市には30の能舞台、約500の社寺、新潟県唯一の五重の塔があり、多くの伝統建築物が点在しており、この環境を活かし本物の伝統建築物を修理するなどの実学教育を行っている。
- 所在地
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〒952-1209
新潟県佐渡市千種丙202-1
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