平成26 年度に、大田区内のものづくり企業等の取引構造の変化、ものづくりを取り巻く産業の進展、少子高齢化社会等の社会ニーズに対するものづくりの対応など、区内ものづくり産業の現況を把握するために実施した「大田区ものづくり産業等実態調査※」で、技術･技能の継承に課題のあることが分かった。
　当該調査結果を踏まえ、継承に積極的な企業の取組みを表彰することにより、「技術･技能継承」及び「若手人材の確保」という区内企業の課題解決に寄与し、ものづくりのまちの活性化を図る本表彰制度を始めた。

※ 技能人材の退職や高齢化等により技能の継承が困難となっていること、及び技能の継承ができないことが廃業や事業縮小の要因になっていると推測されることを踏まえ、各社組織内の技能継承及び若手人材の確保の取組を促進するための支援に加えて、地域単位あるいは事業者グループによる技能継承及び若手人材の確保の実施及びその支援の必要性等が指摘されている。