「鹿沼組子耐力壁」への挑戦 ~宇工高生による伝統技能の継承~
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令和3年度
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「鹿沼組子耐力壁」への挑戦 ~宇工高生による伝統技能の継承~とは
江戸時代から400年続く鹿沼組子の伝統工芸技術を後世に引き継ぐため、新しい着眼点で研究し、住宅の耐力壁としての価値を検証する取組。
取組の詳細
① 鹿沼組子の工法を忠実に受け継いだ耐力壁とするため、技能者から組み方・工法の指導を受け、また、耐力壁の開発に向けては、企業や研究機関からのアドバイスを受けて実験を繰り返し、耐力壁としての強度を向上させている。
② 鹿沼組子耐力壁を一般住宅(2軒)、県立高校外塀(1校)に取り付け、依頼者から好評を得ている。
③ 県等のイベントにおいて子供たちに体験してもらうため組子パズルを製作し、鹿沼組子について理解を深めた。また、各イベントで耐力壁の取組を発表し、強度的にも十分担保されている鹿沼組子の理解を一般に広めた。
取組のアピールポイント・特徴・取組の効果
① 江戸時代から400年続く鹿沼の誇る伝統工芸技術を、美術的価値を残しながら、耐力壁としての価値を検証することができた。
② 採光や通風さらには軸組自体を見せ意匠的に使用できる耐力壁として、他に例を見ないものを製作できた。
③ 企業や研究員と接することで学校では学べないより専門的な知識と技術・技能の習得、イベントや展示会を通してものづくりへの意欲が高められるなど、人材育成につながった。
企業・団体の紹介
栃木県立宇都宮工業高等学校 建築デザイン科 建築研究部
本校は、4系(機械システム系・電気情報システム系・建築デザイン系・環境建設システム系)からなる7学科を有し、「豊かな人間性、確かな技術・技能を身につけ、将来の産業界を担う技術者を育成する」を教育目標とする総合科学技術高校である。
建築デザイン科 建築研究部では、県の伝統技術「鹿沼組子」に、本校独自の新しい形で取り組み、地域と連携し活動している。
- 所在地
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〒321-0198
栃木県宇都宮市雀宮町52番地
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