函館市電を維持存続させるため、必要な熟練工の技を伝える取組
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令和3年度
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函館市電を維持存続させるため、必要な熟練工の技を伝える取組とは
100年以上にわたり市民や観光客の足として愛されている函館市電を維持・存続させるため、路面電車の整備点検に係わる熟練工の技能・技術を後世に伝える取組。
取組の詳細
① 函館市がこれまで担ってきた路面電車の整備点検業務を、NPO法人が市からの委託を受けて路面電車の心臓部ともいえる台車の整備に係る修理点検作業を行い、熟練技能の継承を進めている。
② 従前、経験知に基づく口伝による継承であった台車の整備に係る修理・加工技術の定型化に取り組み、総合的な整備マニュアルとして作成し、研修を実施し地元での後継者育成を図っている。
③ 「路面電車の日」や「函館電車祭り」での支援活動として、路面電車の持つ特性を紹介し、地球環境問題や交通渋滞緩和への啓発とともに、電車の利用促進に取り組んでいる。
取組のアピールポイント・特徴・取組の効果
① 歴史的遺産として、街の観光資源として、今、なお走り続ける函館市電の整備・点検業務を担い、路面電車の維持存続に貢献している。
② 路面電車の安全運行に欠かせない車輪、モーター、ブレーキ等の駆動部分である台車の整備点検を支える熟練工の技を後世に伝承するため、後継者の育成に取り組んでいる。育成した技能者が現場の責任者に成長するなど順調に成果を上げている。
③ 「路面電車の日」や「路面電車祭り」での普及啓発活動などにも積極的に取り組み、交通渋滞の緩和や環境負荷の少ない交通機関としての路面電車のイメージアップに寄与している。
企業・団体の紹介
特定非営利活動法人 函館市電の熟練工の技を伝える会
路面電車の電路・軌道・車両等に係わる熟練工の技を後世に伝承するとともに、これの活用を図り、北海道遺産である函館の路面電車が、今後とも維持継続するための一助となることによって、電車の持つ特性を生かし、地球環境問題や街中の交通渋滞問題等への貢献、交通安全意識の高揚などを通じ公共の福祉の増進に寄与することを目的とする。
- 所在地
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〒040-0005
北海道函館市人見町18番21号
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