入職促進
ガイドブック

平成28年度

建設業

配管

配管

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水道や空気などライフラインに関わる設備工事の要

人が快適な生活空間を得るために必要な水道や空気などのライフラインに密接に関わる設備工事は建設業界でも不可欠な存在。人材育成にも力を注ぎ、高い技術力と行き届いたサービスのために自社社員による直施工体制を維持。常時200名以上の技能者が活躍する新潟の企業の若手技能者に仕事の魅力について語ってもらった。

技能者の紹介

技能者の紹介

株式会社千代田設備
第1工事本部
第7工事課

星野ほしの 玲於れおさん

(22歳)入社3年目

星野玲於(ほしの れお)さん

出合い

出合い

偶然、目にした自宅での修理作業が
仕事選びのきっかけに

高校は地元新潟の工業高校の設備科でしたが、当初は将来の仕事や就職のことなんて、何も考えていませんでした。でも勉強していくうちに興味がわき、学んだ知識を生かせる仕事に就きたいと思うようになりました。そんな時に自宅で漏水事故が起きて、修理に来てくれたのが(株)千代田設備だったんです。僕もちょうど家にいて作業を見ているうちに、その技能に「すごいな」と興味を持ちました。その後、就活で会社説明会に参加してみると、設備会社としては規模が大きく、社員のタイプが幅広い。また職場の雰囲気もよく、平均年齢が35歳と若い社員も働きやすい印象でした。決め手は相談役に「人間性も成長できる会社」と言われたこと。この会社一本に絞って試験を受け、就職することができました。

星野さんの1日のスケジュール

挑戦

挑戦

技術力とともに人間力も鍛えた
技能五輪への出場

入社後に配属されたのが、現在も所属している一般住宅の給排水設備を担当する工事課。施工先の規模などに応じて担当人数が決まり、チームを組んで配管工事を担当します。最初は先輩に指示されたことがすぐにできず悔しい思いをしました。わからない時は迷わず先輩に教えを請いましたが、みんな面倒がらずに教えてくれるので、不安はありませんでした。現場ではあらかじめ図面を用意していても、状況に応じて変え、一年目はとにかく覚えることが多くて、毎日が精一杯でしたね。

この会社は技能グランプリや技能五輪など、技能競技大会への参加を奨励しています。参加者には練習材料、過去の大会で優秀な成績を収めた先輩の指導など、会社全体でサポートしてくれます。毎年、上位入賞者を輩出し、僕も「技能五輪全国大会」の配管職種で入社2年目に敢闘賞、3年目には銅賞を受賞しました。

挑戦
2016年技能五輪全国大会入賞の大会風景

目標

目標

技能力と頭の回転、
体力も必要で奥の深い今の仕事を極めたい

3年目からは、仕事がどんどん面白くなってきましたね。昨年12月には新築物件の給排水管工事を初めて一人で任され、プレッシャーもありましたが、終わった時の達成感は想像以上に大きかったです。2カ月に及ぶ工期を事故もなく無事に終えられたことにも感謝していますが、何よりうれしかったのはお客様が僕の仕事をとても喜んでくれたこと。「仕事で人に喜ばれるのはこんなに幸せな気持ちなんだ」と思いました。

今の目標は「会社で一番の売上を取る」こと。それには仕事の正確さやコストパフォーマンス、そしてお客様からの信頼が不可欠です。今はもっと知識を身につけ応用力を養う。そしてお客様からはもちろん、社内の人からも信頼される人になりたいと考えています。

目標

先輩から後輩へ

個人の成長への意識や努力を後押しできる環境を

星野くんの直属の上司として3年間、彼と一緒に仕事をしています。最初は道具ひとつままならない状態でしたが、新人とはそんなもの。現場にもすぐになじみましたし、少しずつ成長してくれればと思っていました。僕たちの仕事は結局、現場で学ぶことが多い。他の社員もみんな先輩や上司に教えてもらってきた人間なので、どんな時も教えることはいとわないというのがうちの会社です。

大きく飛躍したなと感じたのは、自ら希望して挑戦した昨年秋の「技能五輪全国大会」の後。僕も若い時に経験がありますが、出場には知識だけでなく努力する姿勢が必要。忍耐力が養われ、精神的にも相当鍛えられる。大会後、初めて一人で現場を担当させる機会がありましたが、責任感が強くなりましたね。これからは仕事量だけでなく難しい現場も任されます。僕は部下には必ず自分から声をかけますが、チームで助け合うためにもコミュニケーションは大切。部下の成長は励み、喜びでもありますね。

第1工事本部 第7工事課 斉藤一彦(さいとう かずひこ)さん

斉藤さいとう 一彦かずひこさん(41歳)

第1工事本部 第7工事課
入社22年目

株式会社千代田設備

業務部部長 山崎直喜(やまざき なおき)さん

業務部部長

山崎やまざき 直喜なおきさん

近年、弊社の新入社員は工業系の学校を出た人は半数未満。入社後、一から勉強して資格が取れるよう教育制度を充実させています。現場では施工主だけでなく周辺住民もいるし、大工さんなど他の業種の方と一緒に働くこともある。ですから知識や技術の習得とともに、挨拶やマナーなど心技両面での教育を行っています。

〒950-0991 新潟県新潟市中央区下所島2-17-3
TEL:025-284-1141
http://www.chiyodasetsubi.com/

1965年新潟市で創業。年間1,000件超の新築戸建住宅に対する管工事、空調工事の他、商業施設や公共施設に対する管工事、空調工事など幅広く手掛ける設備工事会社。近年は衛生や空調設備に加え、電気やエネルギー事業なども展開している。創業以来、外注業者に頼ることなくすべての工程を自社社員が行う直施工体制にこだわり、常時200名以上の技能工社員が活躍。高い技術力と行き届いたサービスを徹底している。2001年には若手社員を対象とした新潟県認定の企業内訓練校「千代田テクニカルスクール」を開設。基本的な技術力の鍛錬とともに人間学の素養など、心技両面での教育を行うことで、これからの社会で必要とされる人材を育てている。

株式会社千代田設備

※ 所属・役職・年齢・入社年数は取材当時のものです。