平成30年度
建設業
防水施工
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防水のスペシャリストが
高層建築の安全を守る
あらゆる建築物を漏水から守り、耐久性を保つために欠かすことのできない工事がシーリング防水工事です。特に高層建築などでは、高度な技能と正確性が求められます。防水施工技能士は、そうした建築物の安全を守るプロフェッショナルです。
技能者の紹介
技能者の紹介
株式会社マサル
東出 駿兵さん
(20歳)入社2年目
入社したきっかけ
入社した
きっかけ
就活の面接をしたとき、
働きやすそうな会社だと思った
もともとデスクワークよりも体を動かす仕事がしたいと思っていました。1学年上の先輩がこの会社に入っていたこともあり、高校の就職課に紹介されて就職試験を受けました。面接のとき、「働きやすそうな会社だな」「自分の意見が言えそうな会社だな」と感じて、内定をいただいてすぐに入社を決めました。
私の仕事
私の仕事
日本を代表する建築物の工事に
携わる喜びがある
入社してから1年あまりの間に、いくつもの現場を回りましたが、場所ごとにやることも違いますし、正直なところ今もまだ慣れていません。シーリング防水工事は、壁と壁のつなぎ目の隙間にシーリング材を埋める作業なんですが、はみ出さないようにテープを貼り、空気が入らないようにシーリング材を埋めてきれいに仕上げるのが、なかなか難しいんです。技能者としてはまだ駆け出しですが、日本中の誰もが知っている建築物の工事に自分が関わったという喜びはあります。
今後の目標
今後の目標
まずは、2級技能士の資格を取得したい
現場の作業はいろいろなことがあり難しく、一人ではうまくできないため、先輩に教わりながら進めることが多いのですが、たまにうまくできたときには、自分で自分をほめています。先輩はなかなかほめてくれませんから(笑)。
今後の目標は、あと1年ぐらいで2級防水施工技能検定に合格できるように、技能を磨いていきたいと思っています。
先輩からの
メッセージ
基本をしっかりと身に付けた上で、一流の技能者を目指してほしい
私はもともと協力会社にいたのですが、若手の指導係を期待されてマサルに採用されました。今は現場で手本を見せながら若い社員に指導しています。私が若かった頃に比べて、今は技能を養成する期間が短くなっているため、基本がおろそかになりがちな点を心配しています。ちょっとでも雑な仕事をしますと漏水事故につながりますから、若い社員には、仕事の基本をしっかりと身に付けてほしいと思います。そして、いろいろな知識を身に付けて、協力会社の人たちを引っ張っていけるような人になることを期待しています。
また、これから入社する人に対して望むことは、入社するのであれば真剣にやってほしいということです。私たちの仕事は安全が第一です。真剣に取り組むことこそが作業の安全につながります。安全を心がけること、そして基本がきちんとできて、はじめて一流の技能者になれると思っています。
株式会社マサル
若い技能者の育成と活躍のために組織として取り組んでいる
当社は、シーリング事業のリーディング企業として、将来の技能者不足を懸念し、平成26年度から若い技能者の育成に取り組んできました。
まず最初に、協力会社の優秀なベテラン社員を当社に採用して、若い社員の教育係を確保しました。そのうえで、学歴や性別を問わず、やる気のある若者を採用し、ベテランの教育係が一から技能の指導にあたってきました。そうした取組のおかげで、女子学生も少しずつ技能職として入社し、順調に育ってきています。
指導方法については、かつての徒弟制度のように、先輩が後輩に厳しく教えるというのではなく、組織として技能者を育成していくことや、若い社員が自分の意見を言える体制を作るなど、常に働きやすい環境作りを心がけています。
また、入社後のキャリアにも、選択肢をいろいろと用意しています。技能職で入社しても、のちに職長となって現場を管理したり、役員になる道もあります。若者の可能性を会社が決めつけないことを重視しています。
〒135-8432 東京都江東区佐賀1-9-14
TEL:03-3643-5859
http://www.masaru-co.jp
昭和32年の創業以来、シーリング防水工事のパイオニアとして業界をリードしてきました。現在は、東京スカイツリーなどの超高層建築物、新国立競技場などの日本を代表する建築物など、シーリング防水工事の7割近くのシェアを誇っています。そのほか、今後、ますます需要が高まっていくであろうマンションやビルのリニューアル工事にも取り組んでいます。
※ 所属・役職・年齢・入社年数は取材当時のものです。