入職促進
ガイドブック

令和1年度

建設業

ダイカスト

ダイカスト

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アルミニウムのダイカストで自動車部品などさまざまな工業製品を作る

ダイカストとは、高熱で溶かした金属を金型に流し込んで、瞬時に成形する技術および製品のことです。高い寸法精度が得られ、薄く複雑な形状の製品が作れるため、自動車や家電製品、OA機器、産業機械、建築用品などさまざまな分野の部品に使われています。

技能者の紹介

技能者の紹介

群馬合金株式会社

工藤 明大さん

(28歳)入社5年目

群馬合金株式会社 工藤明大さん

入社したきっかけ

入社した
きっかけ

自動車に関わるものづくりに
興味を持った

大学卒業後は1年ほど接客業に就いたのですが、もっと自分に向いている仕事があるのではと思い、就職説明会に行きました。そこで、総務課の方に会社の概要を伺っているうちにものづくりに興味がわき、入社を決めました。

工藤さんの1日のスケジュール 群馬合金株式会社で取得できる主な技能検定職種

この仕事の魅力

この仕事の魅力

技量がストレートに
製品の品質に反映される

自動車が好きだったのですが、運転だけでなくどのような仕組みで動いているのかなど、内部構造についても興味がありました。もともとものづくりに興味があったのかもしれません。仕事では、実際にダイカストマシンを使って金型にアルミニウムを流し込みます。いろいろな製品を作製してきましたが、今はステアリング用のギアボックスやコラムなどの自動車部品が多く、自分の車でも使われていると考えると興味がわき、やりがいにもつながっていると感じています。鋳造によるものづくりはほんの少しの調整で、できあがる製品の品質が変わります。自分の技量がストレートに反映される仕事なので、調整がうまくいった時にも大きな満足感を味わえます。

この仕事の魅力 この仕事の魅力

今後の目標

今後の目標

製品の品質向上のために勉強したい

現在は1グループ10人以上いる製造グループのサブリーダーを任されています。今後はリーダーの補佐をしながら、自分でもグループのメンバーを引っ張り、よりよい製品づくりで会社に貢献したいと思っています。全社的に改善活動を進めておりますが、特に製品の品質改善は重要です。ダイカストで作られた製品の場合、外観はすぐに検証できるのですが、内部品質については簡単には外から確認できません。品質を少しでも上げられるよう、勉強して頑張っていきたいと思っています。

先輩からの
メッセージ

世界で品質が問われるものづくりを支える重要な仕事

最近は特に、お客さまから品質についていろいろと求められるようになってきました。ダイカストで作られた製品は、当社が納品した後もさまざまな加工が施され、自動車や家電製品など、工業製品の中に組み込まれます。したがって、私たちは日本だけでなく、世界中で使用される工業製品の品質につながる、重要なものづくりの現場にいるのです。そのことを日頃から意識しながら、品質向上に努めているつもりです。

後輩の育成については、自分もさまざまな段階を踏んで仕事を覚えてきましたので、現場における苦労については理解しているつもりです。私はなんにでも手を出して、積極的に仕事を吸収してきました。後輩にも、最初は仕事のやり方や段取りなどについていちから指導しますが、あとは実際に自分でいろいろと試して、仕事を覚えていくことの大切さを実感してもらいたいと思っています。

自分で試行錯誤することで、失敗した理由やうまくいった時の感覚も積み重ねていけます。そうすることで、今度は自分の後輩にも経験から学んだことを指導できるようになるはずです。

製造技術部 鋳造課 課長 坂本健さん

坂本 さん

製造技術部 鋳造課 課長
職歴19年

群馬合金株式会社

代表取締役社長 六本木純一さん

代表取締役社長

六本木 純一さん

グローバルな視点で新しいことに挑戦できる人材を育てたい

当社は一昨年に、1947年の設立から数えて創業70周年を迎えことができました。その長い歴史の中で、さまざまなチャレンジを行っています。1995年には激変し続ける市場環境に素早く対応するため、フィリピンへ進出しました。2010年には「技術立社」を目指し、テクニカルセンターを設立。2011年には「環境配慮型工場」を宣言し、排出ガス削減事業の活動を開始しています。今後も「技術」と「英知」と「情熱」を結集させ、可能性豊かなダイカスト分野でお客さまに選ばれ続ける「100年企業」を、全従業員一丸となって目指していきます。

ダイカストの仕事は、職人的な世界でもあります。ベテランの背中を見て一人前に育っていく側面がありますが、今後はそういう人材育成のやりかたを見直していくことも必要になってきたと感じています。当社では、定期的に社員をフィリピンの海外工場に派遣し、社員が日本以外の国における仕事の進め方なども勉強できるようにしています。グローバルな視点で考えられる人材育成も、積極的に進めようとしています。

また、ダイカストによる製品製造だけでなく、その後の仕上げや加工といった業務も手がけるなど、ダイカスト製造に関わる事業にプラスアルファした新事業にも積極的に挑戦したいと思っています。なんでもやってみたいと思っている、好奇心旺盛な人には、特に力が発揮できる職場だと思います。

〒370-0101 群馬県伊勢崎市境東新井1048-19
TEL:0270-76-3501
http://www.gkg-gr.com

創業以来、アルミニウムダイカストのパイオニアとして自動車部品を中心に事業展開をして参りました。市場の環境が激変する中、グローバル企業を目指して1995年フィリピンにダイカストから切削加工まで一貫生産を手掛けるGGPC(Gunma Gohkin Philippines Corporation)を開設しております。さらなるスピードで変革時代に対応するため、「技術立社」「世界最速のものづくり」「環境に配慮したダイカスト工場」を目指し、可能性豊かなダイカスト分野での発展を目指しています。

群馬合金株式会社

※ 所属・役職・年齢・入社年数は取材当時のものです。