入職促進
ガイドブック

令和1年度

建設業

内装仕上げ施工

内装仕上げ施工

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アートな空間を演出するのも、
内装仕上げの仕事

一般住宅から大型施設まで、どんなに外観が立派な建物であっても、内装がきちんと作られていないと居心地の良い空間は生まれないでしょう。内装工事を担当する内装仕上げ施工技能士は、建物の出来栄えを大きく左右する、重要な役割を担っているのです。

技能者の紹介

技能者の紹介

有限会社インテリアイイジマ

斎藤 さん

(21歳)入社2年目

有限会社インテリアイイジマ 斎藤颯さん

入社したきっかけ

入社した
きっかけ

講師で来ていた社長から
声をかけてもらった

高校は普通科に通っていたのですが、家業がハウスクリーニング業だったことから、クロス貼りや塗装といった仕事に興味を持ちました。学校の先生に勧められ、高校卒業後は東京都立城東職業能力開発センターに入校し、そこで非常勤講師を勤めていた社長から声をかけていただきました。

斎藤さんの1日のスケジュール 有限会社インテリアイイジマで取得できる主な技能検定職種

この仕事の魅力

この仕事の魅力

お客さまが喜ぶ顔を見ると
うれしくなる

高校時代は夏休みに親の仕事を手伝っていたので、内装に関わる仕事には興味がありました。とはいえ、職業能力開発センターに進んだ当初は、自分がこの仕事に向いているのか不安になることもありましたが、授業を受けてみて現在、仕事の楽しさはもちろん、適性も実感しています。職業能力開発センターで学んでいた頃から感じていたのですが、内装工事は人によってやり方が異なります。その違いの中から自分に合うやり方を見つけることも、この仕事の面白いところだと感じています。なにより、関わった工事が終わって、お客さまが満足して喜んでいる顔を見るとうれしくなります。

この仕事の魅力 この仕事の魅力

今後の目標

今後の目標

まずは、なんでも1人でできるように
なることが目標

今は、できる限りいろいろな現場に行って仕事をこなし、内装工事に関わる技能を磨いていきたいと思っています。自分だけでどんなことでもできるようになることが、第一の目標です。内装工事の世界は個人として独立するケースや経営者となって法人化するケースなど、さまざまな道がありますので、その先のことは本当に一人前と言われるようになってから考えたいと思っています。

今後の目標 今後の目標

先輩からの
メッセージ

実際に作業をしながら、目や耳、指で覚えていくことも重要

内装工事の魅力は、独立してやりたい仕事をやっていけるようになることです。壁紙は色の違いだけでなく、素材なども含め、種類が豊富です。どの壁紙を貼るかによって、室内の雰囲気は大きく変わります。いろんな壁紙が貼れるようになると自信がついてきますし、やればやるほど収入にも反映されます。

先輩方から教わったことが、後輩に対する指導方針になっています。やはり、見て覚えていくことがとても大切です。壁紙を貼る際の指の感覚や、貼り終えた後の表面の仕上がりなどについては言葉では伝えにくく、実際にやってみて、目や耳、指の感覚などで覚えていくものです。

まずは実際に作業を担当してもらい、どこがよくないのかをその場で指摘するような指導を心がけています。また作業の合間では、「ここはどう思う?」など質問を投げかけています。そのように指導することで、自分で考えたり動いたりできる職人を育てることができると考えています。

納谷栄和さん

納谷 栄和さん

職歴5年

有限会社インテリアイイジマ

代表取締役 飯島勇さん

代表取締役

飯島 さん

内装工事の仕事にいろんな夢を持って取り組んでほしい

内装工事は、最後の化粧です。壁紙やカーペット、カーテンなどの施工は工事全体の出来栄えを左右するので、技能者の技が問われます。近年は環境問題もあり、有害物質が発生しない、壁紙を使った内装工事が中心になってきました。私自身は、もともと掛け軸やふすまなどを製作する経師(きょうじ)の仕事に関わってきましたが、壁紙工事においても匠の技を生かすための技能向上に努めています。

内装工事の世界も、実際に入ってみれば奥行きの深さが理解してもらえると思っています。お客さまのニーズも変化し、今はいいものを使うよりも、安くて見栄えがするものが選ばれるようになってきました。この世界を目指す若い人たちは、海外に行くなどして、視野を広げることが大切だと思います。また、他の建設業の方々との交流を積極的に進めていくことも必要です。

内装工事の職人として一番大切なことは、将来の目的を持つことです。そして、この世界に入ったら、まずはひたすら頑張って信頼を得ることです。一人でも多くの若者が将来、独り立ちできるように支援させていただきます。

〒133-0042 東京都江戸川区興宮町26-1
TEL:03-3653-9898

1970年の創業以来、内装業や壁装として40年以上の実績があり、主に一般商業ビルの内装工事のほか、数多くのホテル・学校など、さまざまな設備・建物の内装工事に携わってきました。代表の飯島氏は2007年に現代の名工として表彰され、宮内庁や首相官邸の内装工事なども手がけています。これまでに独立した職人は100人近くおり、今でも大きな案件の依頼の際には、全国より職人が集まり仕事に取り組んでいます。

※ 所属・役職・年齢・入社年数は取材当時のものです。