入職促進
ガイドブック

平成29年度

建設業

鉄筋施工

鉄筋施工

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より強く、より壊れにくい
建造物をつくってい

ビルやマンションなどの建築物。橋やトンネル、高速道路といった構造物。コンクリートで覆われたそれらの建築物や構造物を内部から支える骨組みが、鉄筋です。強度を保つためにきわめて重要なこの鉄筋を、加工し、網目状に組み上げていくのが、鉄筋工の仕事です。

技能者の紹介

技能者の紹介

株式会社井手口鉃筋
鉄筋工・現場責任者

中島なかしま 基樹もときさん

(31歳)入社13年目

株式会社井手口鉃筋 鉄筋工・現場責任者 中島基樹(なかしま もとき)さん

入社したきっかけ

入社した
きっかけ

外で体を動かす仕事がしたいと
飛び込んだ世界。

高校は普通科に通っていたのですが、スポーツが好きだったこともあり、外で体を動かす仕事がしたいと思い、この会社を見つけて入社しました。

当社では、若手の職人は職長に付いて1年間マンツーマンで仕事を教わります。現場に行ってから帰るまで、いつも一緒。その中で、仕事の基本をみっちり仕込んでもらいます。

まずは、図面の読み方から。そして、現場で梁(はり)や開口部(窓や出入り口などに当たる部分)の位置を説明してもらいます。その上で、どう鉄筋を組んだらよいか問われるのです。はじめは分からないことばかりですが、とにかく自分で考える。できないところがあると、職長は自分の時間を使って、じっくりと教えてくれます。これを繰り返しているうちに、頭のなかで鉄筋の組み方や段取りを考えられるようになりました。理解できれば楽しい。楽しいから勉強する、という好循環でしたね。

中島さんの1日のスケジュール

わたしの仕事

わたしの
仕事

「建築物の強度を守る」という
責任の大きさを感じている。

入社7年目になって、現場の職長を任せてもらいました。その時、とても嬉しかったのを今でも覚えています。責任者は、鉄筋をどのように組みあげるかを考え、使用する資材の数や強度などを計算し、他の職人に指示を出す。もしミスがあれば、やり直しになって仲間に負担をかけてしまいますし、建築物の強度にも影響するかもしれません。悩むこともありますが、そういう時には先輩が、経験をもとにアドバイスをくれます。昔は、先輩の背中を見て学べと鍛えられたそうですが、今の先輩たちは苦労した分、丁寧に仕事を教えてくれます。

建設業の世界は、上下関係が厳しいというイメージがありますが、実際には和気あいあいとしていて、先輩が後輩の面倒をしっかり見てくれます。応援に行った他の現場でも、その雰囲気はほとんど変わりません。ただ、中途半端な指示やいい加減な仕事をしたら、叱られます。みんなが、大きな建築物の強度、言い換えれば、多くの人たちの安全を、自分たちが守っているという自負を持っています。先輩の厳しさは、そういった重さを後輩に伝えたいという想いがあるからこそですね。

わたしの仕事

今後の目標

今後の目標

誇りを持てるこの仕事を
これからも続けていきたい。

実は、私の同期の何人かは、入社後まもなくして、別の仕事に移っていきました。確かに、はじめのうちは体力的にきつい仕事です。最初の2年間、特に夏の暑い時期は、想像以上にきつかったですね。ただ、私には、「仕事の楽しさを感じる前に、やめてしまうのはもったいない」という気持ちがありました。建設業に限らず、働きだしてまもない頃にきついと思うことがあるのは当然ですし、その山を乗り越えれば、仕事が分かってきて楽しくなり、達成感を持つことができる時期がやってくるものです。

建設業に関して、仕事のやりがいは何といっても、自分の仕事が地図に残るということ。私が最初に関わった仕事は、自宅近くにある病院でした。休日に子どもたちと散歩をしていて病院のそばを通りかかると、「これはパパがつくったんだよね!」と自慢げに話し始めるんです。これほど嬉しくて誇らしい瞬間はないですね。

入社して13年が経ちましたが、この世界には、私よりもはるかに経験の長いベテランがたくさんいます。もっと腕を磨いて、もっと大きな仕事を任せてもらえるように、これからも頑張っていきます。

今後の目標

先輩からの
メッセージ

より良い人間関係は、仕事にも活きる。

当社では、若手社員の指導を年齢の近い先輩社員が担当します。お互いの意思疎通がとりやすく、チームワークが生まれると考えているからです。

鉄筋施工の仕事では、みんなで力を合わせて一つになることが不可欠。そうして初めて、ビルや橋、高速道路といった長年残っていく大きな建造物をつくることができます。だからこそ、仕事以外の場でも仲を深めることを大切にしています。そのために、バーベキュー大会や社員旅行など、社員一同が集まるイベントを定期的に開催しています。それぞれが駆けだしだった頃の話、難しかった仕事の話などを語り合って、絆を深めています。こういった機会に、歳の離れたベテランたちとも距離を縮めることができるので、会社のイベントは、なかなかよいものですよ。

品質管理部 峰松誠一郎さん

峰松 誠一郎さん(56歳)

品質管理部
入社26年目

株式会社井手口鉃筋

代表取締役 井手口勉さん

代表取締役

井手口 さん(52歳)

当社では、社員のやる気につながる取り組みとして、同業他社のなかでもいち早く、日曜日と第4土曜日の完全休日制を採用し、福利厚生や有給休暇制度などを充実させています。 また、社員には、「あいさつ」「整理整頓」「報告・連絡・相談」を徹底するほか、現場に出るたびに成長していけるような育成を心がけています。先輩が必要な知識を教えた上で、後輩が自ら考える機会をつくり、成長につなげる。その繰り返しによって、いち早く仕事のやりがいを感じてもらいたいと考えています。

〒843-0002 佐賀県武雄市朝日町中野6529-1
TEL 0954-36-3131
http://www.cableone.ne.jp/~ideguchi/index.html

2018年に創業60年目を迎えた井手口鉃筋。佐賀県武雄市に自社工場を構え、鉄筋の加工から現場における組み立てまでを一貫して行っています。近年では、鉄筋の強度などを計測する試験所を自社で設立。ハイクオリティな鉄筋加工と確かな現場技術で高い評価を得ています。また、同社は、社会活動にも注力。高校生向けのインターンシップや、平成28年度の「現代の名工」に選ばれた井手口社長による、工業高校生への技術指導などを行っています。

株式会社井手口鉃筋

※ 所属・役職・年齢・入社年数は取材当時のものです。