平成30年度
建設業
冷凍空気調和機器施工
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冷凍空調機器を通して
人々のくらしを陰で支える
商品の品質を保つ温度管理や人の健康に関わる室温を担う冷凍・冷蔵設備や空調設備。これらは常にベストコンディションで機能することが求められ、メンテナンスが重要です。冷凍空気調和施工技能士は、冷凍・冷蔵設備、空調設備の工事やメンテナンスを行い、人々のくらしを陰で支えています。
技能者の紹介
技能者の紹介
トーネツ株式会社
柵山 知範さん
(34歳)入社1年目
入社したきっかけ
入社した
きっかけ
首都圏の建設業務に
チャレンジしてみたいと思った
青森で8年間、電気工事の仕事をしていたのですが、若いうちに首都圏に出て、新しい仕事にチャレンジしてみたいと思っていました。インターネットで当社の求人を見つけたとき、冷凍空調設備を通して、お客様・従業員・会社が共に幸せになるという考えに共感し、この業界に飛び込みました。
私の仕事
私の仕事
人の役に立っていることを
実感できる喜びがある
入社してしばらく、冷凍空調機器に関する座学をした後、現場に出て、物流センターで4か月、先輩からいろいろなことを教わりながら仕事を覚えてきました。その後、食肉加工場の冷蔵倉庫の現場を任されて、協力会社の人たちと一緒に改修工事をしました。空調機器の修理作業が完了すると、涼しい快適な風が出てきて、お客様が「ありがとう」と笑顔で言ってくださるので、自分が人の役に立っていることを実感し、仕事のやりがいを感じます。
今後の目標
今後の目標
現場で頼られる
知識と経験を身に付けた先輩に
先輩社員と一緒に、故障した冷凍機器の修理に行った時のことです。先輩は、臭いのないフロンガスが漏れている箇所を、これまでの経験で簡単に突き止め、短時間で修理を済ませました。私は感心するとともに、この仕事のおもしろさを感じました。今は覚えることがたくさんあって、先輩に頼ってばかりですが、いずれは私も現場で頼られる知識と経験を身に付けた先輩になりたいと思います。
先輩からの
メッセージ
いちばん大事なのは本人のやる気
30年この仕事をやっていますが、冷凍技術はどんどん進んでいますので、勉強し続けないと置いていかれてしまいます。若い人には、できるだけわかりやすく伝えようとしていますが、現場でのカンやコツは経験を重ねないと身に付きません。この仕事を続けていく上でいちばん大事になってくるのは本人のやる気ですね。
原因を考えること自体も楽しい
冷凍機器の不具合が起きたお客様のところに駆け付けて、修理をする仕事をしてます。近ごろは、故障の原因を頭の中であれこれ考えること自体も楽しいと感じています。現場に駆け付けたときに困り果てていたお客様が、修理後に笑顔で「ありがとう、助かった」と言ってくれるときがうれしい瞬間ですね。
トーネツ株式会社
お客様から感謝される仕事に携わってほしい
若い人たちの中には、高層ビルのきれいなオフィスでパソコンを使っている、見た目にかっこいい仕事にあこがれを持つ人も多いでしょう。それに比べ、私たちの仕事は、作業服が黒く汚れるような仕事です。けれども、現代社会において、冷凍空調設備は必要不可欠なものです。例えば、冷凍設備が故障したら、すべての商品が売り物にならなくなってしまう場合があります。また、夏にエアコンが効かなくなったら、商業施設は営業できなくなってしまいます。そういった冷凍空調設備を1年中、正常に稼働させるのが私たちの仕事です。いわゆる裏方の仕事ではありますが、私たちの生活を陰で支えている重要な仕事であり、お客様から感謝されるやりがいのある仕事でもあります。若い人には、そういう仕事に携わってほしいと思います。私たちは、素直で健康な人、この仕事を長く続ける気持ちがある人を歓迎します。当社では、業務に必要な資格を取得するための講習会への参加や受験を奨励しており、全社員が新しい資格や上級の資格を取得できるように、継続してサポートを行っています。
〒263-0016 千葉県稲毛区天台3-1-34
TEL:043-256-1153
http://www.to-netsu.co.jp
スーパーマーケットに必ず設置されている冷凍冷蔵用ショーケース。オフィスビルの空調。工場・倉庫の冷凍・冷蔵設備。これらの設備の最大の特長は、商品の品質や人の健康に関わる室温などを保つために24時間365日、常に稼働し続けている点です。トーネツ株式会社は、冷凍・冷蔵設備や空調設備の設計から設置工事、そして保守管理に長年携わってきた経験を生かした業務を展開しています。
※ 所属・役職・年齢・入社年数は取材当時のものです。